学会活動は「最高の健康法」

2013年11月13日(水)更新:6
【名字の言】
 日常生活が“不活発”になることが原因で、心身の機能が低下する「生活不活発病」。2004年の新潟県中越地震で、被災した約3割の高齢者の歩行機能が低下したことから、注目され始めた▼これは、災害時だけに起こる病気ではない。国立長寿医療研究センター大川弥生部長は、“定年退職や転居などをきっかけに、「外の世界とのかかわり」が減ることでも、起こりえる”と指摘する。そして“「社会参加」が活発で、充実した人生を送ることで、自然に生活不活発病が予防されている状態が理想的”と訴える(『「動かない」と人は病む』講談社現代新書)▼世界平和と地域の繁栄へ、祈り、動く学会活動は、それ自体が活発な「社会参加」である。加えて、自治会、老人会などの地域の役割を担い、汗を流す友、退職・子育ての一段落などを転機に、一層、活動に取り組む人も多い。全国のどこへ転居しても、「異体同心」の同志がいる▼学会活動は「最高の健康法」――池田名誉会長の指針であり、私たちの心からの実感でもある▼寒波が到来し、初雪の便りが各地から届き、冬の足音が聞こえてきた。これからの季節こそ、勇んで、動いて、健康な自身、健康な地域社会の建設へ励んでいきたい。(潔)
   (聖教新聞 2013-11-13)