詩 平和の楽土 歓喜の舞

2013年12月8日(日)更新:5
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 沖縄から人間革命の波また波を 平和の楽土 歓喜の舞】
 新しい時は来た。 新しい人が立ち上がった。 陽気な沖縄県人(ウチナーンチュ)は 最高潮に新しい幕を開いて あの悲劇から 平和の鶴が舞い 桜が咲き 紺碧(こんぺき)の海の竜宮城の 鯛(たい)や鮃(ひらめ)の舞を思わせる 新しい時代が来た。
 空も 小山も 多忙に動きゆく 新しき文明に生きる人々も 心楽しく 力強く 未来に向かって 動き回っている。
 どの石も どの家も どの人々も 色あせたものは何もない。
 長寿を誇りとする 熱い瞳。 ある時は 海の彼方を見つめ ある時は 卑劣に包まれながらも 涼やかな目を輝かせた。
 陽気に語る。 楽しく語る。 断じて負けない 境域(きょういき)に生き抜く友らよ!
 その魂は 苦しき歴史と共に 屈辱と苦悩の 連続であったが 今や楽しく勝利した。
 善良と正義の人間が 取り囲む楽土として 勝利した。
 沖縄よ おお 沖縄よ! 武力を持たずして 一個の人間が 偉大なる革命をされてきた 尊き晴れ晴れとした歴史。
 我らは 断じて負けない! これが 沖縄の魂であった。 私たちは 決して挫けない! それが 沖縄の足取りであった。
 沖縄は永遠に 平和の屋根を創った。 人生の遊楽の 新しい楽土を築いた。
 世界の訪問者は その沖縄の魂と 確かなる平和の 正確にして堂々たる 沖縄の足跡を感じ取った。
 それからの勢いは 本州にも 世界へも 誉れある天の役目として 捧げ送っている。
 沖縄よ 勝利者仏国土 沖縄よ! 沖縄に 永遠の栄光あれ! 沖縄に 永遠の歓喜あれ! そして 沖縄に 永遠の人間勝利あれ!
 (「新しき勝利と幸福の楽土」より)
   (聖教新聞 2013-12-08)