偉大な人道主義者の模範として讃えたい

2014年1月8日(水)更新:2
【ブラジル・カンピーナス市議会 池田大作SGI会長を顕彰】
カンピーナス市は1998年、SGI会長に「名誉市民証」を贈っている(カンピーナス文化会館で)
●タイヨウ音楽隊が祝賀演奏を披露(同)
●ブラジルのサンパウロ州カンピーナス市議会から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に、世界192カ国・地域に広がる平和の潮流を構築した功績を讃えて「顕彰状」が、人種差別をはじめとする、あらゆる差別の廃止へ戦ってきた貢献を賞讃して「ズンビ・ドス・パルマーレス栄誉賞」が贈られた。授与式は12月12日、カンピーナス市のブラジルSGIのカンピーナス文化会館で盛大に行われ、市議会を代表して発議したルイス・カルロス・ホッシーニ市議、来賓のラテンアメリカ統一宗教イニシアチヴのエノエ・テヒエル代表らが出席。ブラジルSGIメンバー約100人が参加した。

 「池田博士の人間主義の思想に基づいて行動されているSGIの皆さま一人一人の姿を見ていると、この式典には、まるで池田博士ご自身が出席されているように感じられてなりません」
 ホッシーニ市議の、喜びに満ちた声が会場に響き渡る。市議は1998年6月、池田SGI会長との出会いを刻んでいる。
 「池田博士と、南アフリカの黒人解放運動の指導者であったマンデラ南ア元大統領は、立場は違えど、共に人類の偉大な模範であります。博士は、真の人間の尊厳について、私たちに深い示唆を与えてくださっています。
 残念なことに、カンピーナス市はブラジルで最後に奴隷解放を行ったという苦い歴史を残しております。その意味では、苦労を重ねて市民に恩返しをしなければなりません。
 今回、人道主義者であられる池田博士を顕彰し、宣揚することは市民に恩返しをしていく意義ある一歩であると確信します!」
 「ズンビ・ドス・パルマーレス栄誉賞」の名前の由来となっているズンビは、17世紀のポルトガル植民地時代のブラジルで、逃亡に成功した奴隷たちが築いた共同体(パルマーレス)の指導者。自由のために行動した英雄としてたたえられる。
 同賞は、あらゆる社会的差別の撤廃に貢献した人物を賞讃する顕彰として、市議会で制定されたものである。
 式典は、国歌・市歌斉唱、黒人賛歌の演奏と続き、ホッシーニ市議からブラジルSGIのイサミ副理事長に、「顕彰状」と「栄誉賞」が託された。
 地元SGIメンバーによる「フロール・デ・マイオ(五月の花)合唱団」が、ベートーベンの「歓喜の歌」などを披露。ノーヴァ・エラ(新世紀)鼓笛隊、タイヨウ(太陽)音楽隊の演奏が式典を荘厳した。
 最後に、再びホッシーニ市議が登壇した。
 「私は、1998年の池田博士との出会いを、生涯、忘れることはできません。あの出会いから、博士とSGIの偉大さを宣揚しゆくことを心に刻んでまいりました。本日、その思いが、一つの実を結びましたことを、心から嬉しく思います」
   (聖教新聞 2014-01-08)