世界市民の揺藍 デリー大学(インド)・スタートライン 他

2014年1月11日(土)更新:4
【韓国 光州広域市南区議会が池田大作SGI会長夫妻に特別顕彰牌】
〈池田会長の世界的な対話と行動が人類の“不信の壁”を破る――朴議長〉
●韓国南部の光州広域市南区議会から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻に「特別顕彰牌」が贈られた。平和建設への世界的な貢献を讃えたもの。南光州幸福文化会館で開催された授与式(昨年12月10日)には、朴春洙南区議会議長はじめ議会関係者と、韓国SGIの金仁洙理事長、金殷瀾婦人部長、光州方面の代表500人が出席した。

 「世界平和の構築に生涯を捧げてこられた池田会長夫妻に特別顕彰牌を授与できることは、この上ない喜びです。これまでの多大なご功績に、心からの感謝と尊敬の意を表したいのです!」
 朴議長の力強い声が場内に響く――。
 韓国南部に位置する光州広域市は、古くから交通の要衝として栄えてきた。2年に1度、国際美術展を開催し、ノーベル平和賞受賞者らによる「光州サミット」(2006年)を開くなど、平和を尊ぶ”文化芸術の都”である。
 「南区」は1995年、同市の再編により西区から分かれて誕生。「忠」と「孝」の精神を重んじ、高齢者の福祉や青少年の教育などの政策に力を入れている。
 地域貢献に活躍する地元SGIのメンバーは、国土大清掃運動や、市民を招いての「幸福コンサート」などを実施。社会に潤いを送ってきた。
 SGIの運動に注目した朴議長は、メンバーの活動に同行。創価の友の真心の振る舞いを目の当たりにした議長は、その理由を確かめようとSGI会長の著作を熟読。彼らの行動の源泉がSGI会長の理念によるものであると知った。
 今回の顕彰は、人種や民族を超えて啓発を与えるSGI会長の思想と実践、そしてそれを支える香峯子夫人を讃えるために、朴議長の推薦のもと、議会事務局での厳正な審査等を経て決定したものである。
   (聖教新聞 2014-01-11、以下同)


シンガポール創価幼稚園 大樹に育て! 第22回入園式】
シンガポール創価幼稚園の第22回入園式が2日、同園の講堂でにぎやかに開催された。
 創立者の池田SGI会長はメッセージを贈り、創価幼稚園がマレーシア、日本、韓国、香港、ブラジルに広がっていることを紹介。「世界の友だちといっしょに、つよく、ただしく、のびのびと、元気いっぱい成長していきましょう」と呼び掛け、新入園児61人を祝福した。
 式典では、園児みんなで園歌「太陽の子」を大きな声で歌い、黄清玲園長が”未来の大樹”の入園を心から歓迎した。
 1993年に開園した同園。教育省から「優れた教育プログラムと環境を有する”モデル幼稚園”」と認定されるなど、シンガポール社会から高い評価を得ている。


世界市民の揺藍 創価大学創立者が築いた「教育の橋」を渡って― 第14回 インド・デリー大学
《名誉会長の信念 争い、貧困のない世界へ 教育は「心の壁」破る力》
〈留学経験者に聞く〉
●インドを代表する“知性の府”で、各国の英才たちと共に学べたことで、「学は光」「学ばずは卑し」との池田先生の言葉を、より深く心に刻みつけることができました。
●貧富の格差をなくし、誰もが自身の可能性を追及できる時代を築きたい
●現在、IT企業に勤めていますが、創大で培った「奉仕の心」と語学力を発揮して、共生社会と人々の幸福の実現のために尽くしたいと決意しています。


〈留学生に聞く〉
●私は、インドで10年間、演劇に関わる活動をしてきました。将来は、「演出論」をテーマに博士号を取得するつもりです。
●私は、「演じること」の楽しさと「演劇」の魅力を教えました。
●人間には、それぞれに悩みや課題がありますが、これらは全て、「教育」を通して克服することができると信じています。私は、その教育の手法に「演劇」を導入していきたいと考えています。
●池田先生は、ゴルバチョフソ連大統領ら、世界中の識者と友好を育んでこられました。対話を通して、人々の心を結んでこられた池田先生は、私たちにとって、「希望の象徴」だと思います。


【スタートライン 若者研究家 原田曜平さん】
《「さとり世代」の今どきの若者の皆さん、人生には苦労という「無駄」が必要です。》
●皆が仲良くなるのは理想ですが、人間ですから、気の合わない人がいて当然です。他人はどうあれ、やりたいことをやって、言うべきことを言う中で、自分をつくり上げていくのが自己実現ではないでしょうか。
●昔は無駄が多くありました。
 ネットで検索できないから書店に行って本を探していると、別の面白い本が見つかったり。無駄によって偶然の出あいが生まれ、それが自然と自分の成長にプラスになっていました。それが今は少なくなっています。
 ならば、意図的に無駄をつくるしかありません。自分で基準を設けて、関心外のことでもその基準通りに行動してみるとか、興味のないことに、はまってみるのもいいと思います。
 苦労は、その時は無駄のようですが、後になれば、それがあっての自分だと感じられるものです。その時にこそ本当の喜びが得られるはずです。
 未来は若者にかかっています。「さとった風(ふう)」ではなく、積極的に真の喜びをつかむ人生を送ってほしいと思います。