あすなび 和食の魅力 他

2014年1月20日(月)更新:1
【南米アルゼンチン 自然豊かな歴史の街・バケロス市が池田大作SGI会長を名誉市民に】
●バケロス市のモレノ市長と共に、「名誉市民」称号の授与式に参加したアルゼンチンSGIの代表が喜びのカメラに(同市の市庁舎で)

池田博士は国際社会を照らす平和のメッセージを発信 決議書》
●南米アルゼンチン共和国のサルタ州・バケロス市が、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉市民」称号を贈った。晴れの授与式は2日、同市の市庁舎で執り行われ、ダニエル・モレノ市長をはじめ、市民やSGIの代表が祝福した。
   (聖教新聞 2014-01-20、以下同)


【名字の言】
●こつこつと地道な努力を積み重ねることは大事。だがその上で、人間にも局面を打開するために、爆発的に戦うべき「時」がある。病などの宿命が襲った時、失業などの試練に直面した時がそうだろう▼特に青年は、一心不乱に取り組むことで、急速に伸びていくものだ。「世界広布新時代」を、大山のような大境涯を開く好機と決めて、挑戦を開始したい。(鷹)


阪神・淡路大震災から19時 私たちの手で世界に勇気を!希望を! 兵庫 青年復興主張大会から】
〈医療美容サロン・チーフ 岡田恵美さん(長田総区女子部長)〉
●池田名誉会長は、こう語られています。
 「“人間として最も美しい姿”とは何か。それは、悩んでいる人、苦しんでいる人のために、自ら苦難に向かって付き進んでいく姿ではないだろうか。
 人の痛みをわが痛みとしていく。何があろうと引き下がることなく、あえて困難を引き受けていく。その人の姿はまことに美しい」と。
●「本当の幸せとは何か」――この問いに答えられる哲学が求められている現代。私は「人のために生きる生き方」「人の幸せを思える生き方」こそが、その答えであり、そのような自分になるために信仰はあるのだと確信しています。


〈消防士 定元亮平さん(姫路池田県・男子部本部長)〉
●名誉会長は「自分を見失いそうになった時、人生の“十字路”で迷った時に、帰るべき“原点”をもった人は強い」と語っています。
 私にとって、あの大震災は「命の尊さ」や「励ましの力」を知ることができた“原点”であり、師匠や同志、先輩との“心の絆”を築くことができた“原点”です。


【あすなび 和食の魅力】
●世界に誇る日本の食文化「和食」。昨年12月、ユネスコ無形文化遺産に登録され、新たに見直されている和食の魅力


《インタビュー 金沢・料亭「大友楼」 大友佐俊さん 和の文化は「おもてなし」の心に》
平安時代から鎌倉時代にかけての貴族たちは、二十四節季の節目に祭りを行っていました。食は四季の儀式と結び付いて、自然の恵みに感謝する精神との関係を深くしていきます。
 一方で貧しい庶民には、祭りのような“晴れの日”に、おなかいっぱい料理を食べ、飢えを忘れて明日の幸せを願う風習がありました。大皿に盛られた料理を皆で分け合う文化や、地域の食材を上手に生かした豊かな郷土食の土台は、庶民の中から生まれたものです。
 これらが融合した所に和食の原点があります。それは食べることへの尊敬と感謝、そして食の喜びを皆で分かち合おうという優しさです。この“和”の精神につながる「和食」の心が、洗練された「おもてなし」の文化へと発展しました。
 グローバル化が進む中で、食生活が多様になるのは当然です。古来、日本では外来の食材を風土に合わせて調理し、独自の食文化が形成されてきました。今後も、新しい食材や調味料を生かした和食が誕生するでしょう。
 他方、お金さえあればいつでも食べ物が食べられる現代にあって、和食が伝えてきた感謝や優しさの精神が薄れている気がします。近年、「食育」の大切さが言われていますが、その基本は、素朴な家庭の料理にどんな意味が込められていたのか、もう一度考えることではないでしょうか。
 帰ってきた家族を温かい料理で迎える。食卓で会話の花を咲かせる。優しさにあふれた食の価値を見直すことが、和食を継承する上で大切なのです。
 もちろん、食材そのものの味を生かした料理や、それを生み出す技法も、和食を語る上で重要な要素。私たち料理人も、一般家庭に伝統的な技術や一流の味を届けていく役割を担いたいと考えています。