わが国の草創期は「今」

2014年2月3日(月)更新:4
世界市民の誓い 我ら ワールドシチズンズ We are World Citizens. 〈1〉 コロンビア男子部 ディエゴ・ブイトラゴさん】
 ――2011年1月の入会ですね。
●33歳の時です。大学時代の友人から、SGIの会合に誘われたのがきっかけです。友人は、私の状況をよく分かってくれていました。
 私は、敬虔なカトリック教徒でした。高校卒業後、神学を学び、神父を志しましたが、心が満たされません。進路を変えました。小さい頃からの夢であった人類学者を目指し、国立コロンビア大学に入学したのです。
 30歳を超えた2009年に卒業しました。しかし、仕事が決まりません。コロンビアでは、若い世代が職に就くのは大変に困難なのです。このとき、友人がSGIの話をしてくれたのです。
     ◇
 ――入会する決め手は何だったのですか。
●参加した会合で、池田先生の哲学に出合いました。「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」――心の底から感動しました。あの感動を思い出すと、今でも涙が出ます。求めていた哲学は、これだ! と直感したのです。
 入会までの半年間、参加できる会合には全て出席しました。当時は職に就いておらず、お金はありませんでしたが、思い切って御書を購入し、研鑽しました。勤行・唱題を実践し、池田先生の小説『新・人間革命』の学習などを重ねて、自分の人生は自分自身で変えることができるという、この信仰への確信が深まっていったのです。
 そのなかで、2010年の11月、国全体の環境調査を行う会社に就職できました。私の担当は考古学的な調査。夢だった人類学者への一歩を踏み出すことができたのです。間違いなく初信の功徳です。
 入会後の2011年7月には、SGIの会合を開ける広い家に移ることができました。経済革命ができたのです。
 信心して以来、“何があっても負けない”という強い意志が、わが生命からみなぎっています。
 私は強く確信しています。どんな人でも、この信心があれば、必ず幸せになれる! と。
     ◇
 ――コロンビアの学会活動を教えてください。
●コロンビアは広布草創期です。先駆者の誇りで戦っています。国全体で会合を行う時は、会場を借りて、そこに御本尊を御安置するのですが、仏壇を運ぶのは私たち青年部です。
 会館がなく苦労も多いですが、皆、喜々として活動しています。私も4時間かけて会合に参加したりします。
 1993年2月、池田先生はコロンビアを初訪問され、支部結成を祝福してくださいました。コロンビアSGIの永遠の原点です。初訪問20周年の佳節を「人材の拡大」で荘厳しようと、一昨年から“一人が一人を折伏”を合言葉に挑戦。昨年2月、国全体で1・5倍を超える世帯増を達成しました。私自身、2人の友に弘教しました。
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 ――SGIの魅力をどう伝えているのですか。
●一番大切なのは、信仰を持った人間としての振る舞いだと思います。昔の私を知る友人は、SGIに入ってからの私の変わり様に驚きます。友人のほうから「一体、何があったのか」と聞いてくるのです。自然と仏法対話になります。
 私は、縁する全ての人に、その人の状況に応じた池田先生の指導を渡すようにしています。すると「これは何の本に書いてあるのか」と、SGIの話につながります。
 自分らしくありのままに真実を語り抜き、世界広布新時代を「拡大」と「勝利」で飾ります!

   (聖教新聞 2014-02-03)