詩 幸福の王座へ昇りゆけ

2014年2月9日(日)更新:2
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 “2月闘争”の新たなる歴史を 幸福の王座へ昇りゆけ】
 一日一日は 迅速に走り抜いていく。 我らは その日その日を 嬉々たる使命に包まれ 何の後悔もなく 魂を壊されることなく 勝ち飾りゆく。
 そしてまた 粉砕されぬ 永遠の生命を持って 暗い荒れ地を 困難の暗闇を 陽光燦たる 人間の凱旋門に 近づいていくのだ。
 私の誓いは 言葉だけのものではない。 私自身の魂の名誉と 勝利のためのものだ。
 人々の嘲笑などは くだらぬことだ。 人々の嫉妬の悪口(あっこう)などは くだらぬことだ。 人々の危険をはらんだ富など 真っ平だ。 人々の見栄の出世に 焦燥していく姿は哀れだ。
 我々には 権力よりも 名誉よりも 財宝よりも 一瞬また一瞬 そして 永遠に屈折なき 無限の安住の 幸福の魂の城が 輝いている。
 精神の世界で 勝った人は すべての世界に 勝った人だ。 精神の世界で 脱落した人には いかなる名声も 嵐の前の 貪欲な群衆の陶酔にすぎない。
 君よ! いつもいつも 暗い闇の かわいそうな心の貧国(ひんこく)から 破滅も 流血も 不幸もない 新しき常住不滅の 王冠を手にした 新王国へ来給え!
 そこには 内乱の嵐もない。 勝っても負けても 命を落とし 苦悩に沈む 理不尽な凶弾もない。
 皆 隔たりなく 幸福の王座へ 勝利の王座へと 晴れがましく昇りゆく 立派な庶民の王者としての 固き不動の大城なのだ。
 友よ 来れ! 真実の友よ 来れ! と 忘れ去られた舞台から 今一度 金の星に見つめられながら 悲劇を去って 喜劇の歓びの舞を 見せてゆけ!
 哀歌を捨て 歓喜の歌を! そして 新しい歴史を 新しい宗教を もう一度 歌い直すのだ。
 君の生命には 常に無数の光線が輝き 崩れ落ちることなき 太陽の光が 燦々と輝いている。
 (「生命の栄冠 人間の凱旋門」より)

   (聖教新聞 2014-02-09)