SUAのラーニングクラスター・活字文化 作家 出久根達郎さん 他

2014年2月12日(水)更新:2
【韓国・晋州市議会 池田SGI会長夫妻に特別顕彰牌】
●「名誉市民証」に続く栄誉! 晋州市議会の柳(ユ)議長から金韓国SGI理事長に「特別顕彰牌」が託された(1月14日、晋州幸福文化会館で)

《韓日両国の友好を促進 人間主義の哲学に共鳴 柳市議会議長》
 池田SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻の世界平和と韓日友好に対する貢献を讃え、韓国の晋州市議会から「特別顕彰牌」が贈られた。授与式は1月14日、韓国SGIの晋州幸福文化会館で晴れやかに行われ、同議会の柳桂鉉議長はじめ議会関係者や、韓国SGIの金仁洙理事長、金殷瀾婦人部長、慶南第2方面の代表が出席した。

 韓国南部に位置する「晋州市」は、七つの大学を擁する教育都市である。絹織物や金物細工、ビビンバが有名で、1000年の歴史と文化が薫る。釜山からバスで約1時間半のところにある。
 地元の東晋州圏と西晋州圏のメンバーは、長年にわたり、国土大清掃運動を実施。災害時の復旧活動や地域行事の運営などに積極的に参加してきた。
 昨年1月、同市は、平和・文化・教育運動を広く推進し、繁栄の道を指し示す池田大作SGI会長に「名誉市民証」を授与。この誇りを胸に、SGIの友は、さらに一層、地域の発展に尽くしている。
 平和・文化・教育運動の中心センターである晋州幸福文化会館で挙行された、晴れの授与式――。
 婦人部員が団長を務める地域の芸術団が、古典弦楽器カヤグムの音色に合わせて民謡を披露。そして、600人の参加者が見つめる中、晋州市議会の柳議長から金韓国SGI理事長に特別顕彰牌が託されると、万雷の拍手が鳴り響いた。
 特別顕彰牌には「貴殿は、国家や理念の壁を超え、行動と対話によって、世界平和と韓日友好に貢献されました」と刻まれている。
 あいさつに立った柳議長は力強く語った。
 「池田SGI会長は非暴力の対話によって192カ国・地域に平和・文化・教育運動を広げ、そして韓日両国の友好促進のために努力してこられました」
 「SGI会長が示してこられた平和主義・人間主義の思想・哲学を区政に生かし、市民の幸福に一層、尽くしてまいります」
   (聖教新聞 2014-02-12、以下同)


【名字の言】
●新しい図書が増えたことを心から喜び、われ先にと“競って”読む子どもたち――その姿に、本のある環境がいつしか当たり前となり、本のありがたさが分からなくなっていた自分を猛省した


【平和・環境・人権のSUA ラーニングクラスター 学生が企画する研究授業を実施】
●沖縄での実地調査はメディアでも話題に。学生たちは平和祈念公園などを訪れ、恒久平和の潮流を築く誓いを新たにした(1月13日)
●元国連事務次長のチョウドリ氏が特別授業を(1月23日、SUAで)。氏は堂々、「池田博士と、その理想を継承する学生と共に平和に努めたい」と
●LCは「他大学も見習うべき」(アメリカ西武大学基準協会)と米教育界でも注目される。

《沖縄で実地調査 地元の英字紙が紹介》
《元国連事務次長を特別講師に》
カリフォルニア州アリソビエホ市のアメリ創価大学(SUA)で1月、伝統の教育プログラム「ラーニング・クラスター(LC)」が実施された。
 LCは、国際社会の諸問題に関するテーマを学生が決め、教授と共同で研究を進めるもの。1クラス10人前後で、研究分野は平和・環境・人権と実に多彩だ。国内外での実地調査も行われる。
 今回、歴史学のへフロン教授が携わったグループのテーマは“沖縄と平和”。1月13日から同23日にかけて沖縄を訪れ、その模様は地元の英字新聞「ジャパンアップデート」でも取り上げられた。
 学生たちは在那覇アメリカ合衆国総領事館のアルフレッド・R・マグレビー総領事をはじめ、沖縄県や米軍の職員、NPO関係者、大学教授、ジャーナリスト、地元の学生らと交流。沖縄県平和祈念資料館などにも足を運んだ。
 今回の調査について、へフロン教授は、沖縄の社会的、文化的、歴史的、地政学的な特質に対し、多角的な視点から包括的に理解を深めることができたと評価。「創立者・池田先生は、世界市民の要件として“身近に限らず、遠い場所で苦しむ人に同苦し、連帯する慈悲”をあげています。今回の実地調査は、学生一人一人が、そうした内面を養う大きな一歩になりました」と力を込めた。
 学生からは、次のような感想が聞かれた。「沖縄の見方が一変しました。人道と平和の価値を広げる決意を深めました」(ユキ・イマハシさん、日本出身) 


【活字文化 読む=生きるチカラ! インタビュー 作家 出久根達郎さん】
〈読書は差別のない世界〉
●本は読むことにおいて、平等です。貧富など関係なく、手に取れます。買えなくても、図書館で読めます。こういう差別のない世界は、残していかねばなりませんね。だから、誰でも小遣い程度で買えるというのが、本来“本の値段”だと思うんです。幸い特殊な本以外、さほど高価ではありません。これはうれしいことです。
《古本は大事にされてきた品物》
古書店でタイムスリップ〉
●古本屋の面白さは、タイムスリップできること。ドラえもんの「どこでもドア」みたいですね(笑い)。これは、理屈抜きですごいことだと思います。
 古本は“ほこりくさい”ですが、これは生活のにおいであり、“大事にされてきた物のにおい”です。古本とは、いろいろな人が思いを込めて後生に残してきた品物なんです。
《自由に読める幸せ》
〈生まれた年の本を買おう〉
●よく大学生などに話すのは、まずは古本屋に足を運び、自分の生まれた年の本を探し出してごらん、と。奥付(おくづけ)にある発行年が誕生年と同じ本を見つけたら、しみじみ手に取り、できれば身銭を切って買う。その本が、どんな紙の材質と装丁で、いくらで売られていた時代に自分は生まれたのか。これを知るところから、生き方は学べますよ。