伝統芸能 他

2014年2月19日(水)更新:3
【歴史的なブラジル大文化祭から30周年 サンパウロで記念の集い】
●池田SGI会長がブラジル大文化祭の公開リハーサルの会場へ。「私は生命の続く限り、皆さん方を守りに守り抜いていく」と語った(1984年2月、サンパウロ市の州立総合スポーツセンターで)
●一人一人にとって30年間の思いが詰まった記念勤行会。「いよいよ幸福に!」との決意に燃えて(サンパウロ市のブラジルSGI平和講堂で)

池田大作SGI会長がメッセージ 大勝利の人生を飾れ》
 【サンパウロ16日】歴史的な「ブラジル大文化祭」から30周年を祝賀する「記念勤行会」が16日(現地時間)、サンパウロ市のブラジルSGI(創価学会インタナショナル)平和講堂で開催された。これには、池田大作SGI会長がメッセージを贈り、偉大な使命の同志を心から賞讃。いよいよの気概で、幸福になるための人生を悔いなく勝ち飾っていただきたいと念願した。集いには、大場SGI理事長、笠貫SGI主任副女性部長、宮本SGI副女性部長が、ブラジルSGIのコウサカ理事長、オガワ婦人部長らと出席した。

   (聖教新聞 2014-02-19、以下も)


伝統芸能
《新内(しんない)は世界最小の“オペラ” 新内新派富士松宗家 富士松菊三郎さん》
〈「和」を大事にする舞台を〉
●「太夫(たゆう)さんの息をはかりなさい」
●「太夫さんはこの曲をどう語ろうとしているのか。リアリティーを重んじて語っているのか、それとも音楽的にテンポよく語っているのか、これを感じとりなさい」
●師匠は「人との和」をとても大事にした方でした。太夫と三味線弾きの立場をよくわきまえ、互いに力を合わせて一つの舞台をつくりなさいということだと思います。
●私は普段から、新内は世界最小の人数でやる“オペラ”だ、と思っています。歌手が扮(ふん)した人物の喜怒哀楽をオーケストラで歌い、大道具も照明も使うオペラに匹敵するような迫力を持ちなさい、と弟子たちに語っています。
●特に新内の三味線は、喜怒哀楽を濃艶に語る浄瑠璃の伴奏ですから、浄瑠璃と同じように演奏で人情の機微を表さなければいけない。そこに他の三味線のジャンルとはちょっと違った重みがあるのではないかなと思います。


《花智之会(かちのかい)で能「安宅(あたか)」を上演 シテ方観世流 久保信一郎さん》
●久保師は「打擲(ちょうちゃく)してでも主君・義経を守ろうとする弁慶の主従心に惹かれる」と言う。 「安宅」では、義経は子方(子役)が勤める。そのことで弁慶の思いが一層胸を打つ。そこに、能の演出の工夫があるとも。


《古典に生きる 淡路人形浄瑠璃 義太夫太夫 竹本友庄さん》
〈いい「語り」は、いい人間から〉
●友路師匠からは「義理と人情を大事にしなさい。人様にしていただいたことを忘れてはいけない」と。「浄瑠璃(情)」を語るには、まず、良き人間であれ、ということだろう。
 師匠に稽古をつけてもらうには、徹底した準備が必要である。師匠は、弟子の僅かな語りで、練習の状態が分かる。準備不足で受けた稽古がなかったわけではない。それでも稽古をつけてくれた。師匠の姿を忘れず、友庄さんは若い人に接している。