トーク2014 中谷宇吉郎 雪の科学館館長 他

2014年2月23日(日)更新:2
【アルゼンチン・国立ビジャマリア大学から池田大作SGI会長に名誉教授称号】
《アルゼンチンSGI全国幹部会の席上で授与
 決議書 文明間対話の世界的指導者 恒久平和と相互理解に貢献》

 【ブエノスアイレス21日】アルゼンチンの「国立ビジャマリア大学」から池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「名誉教授」称号が贈られた。授与式は21日(現地時間)、ブエノスアイレスのアルゼンチン平和講堂で行われたアルゼンチンSGIの世界広布新時代第2回全国幹部会の席上、挙行された。同大学のマルティン・ロドゥリゴ・ヒル総長、マリア・セシリア・コンシ副総長ら同大学関係者、多数の来賓が出席した。

   (聖教新聞 2014-02-23、以下同)


【わが友に贈る】
 「其の国の仏法は貴辺に
 まかせたてまつり候ぞ」
 誠実の振る舞いで
 信頼の絆を広げよう!
 地域の幸福責任者たれ!

寸鉄
●「九州婦人部の日」。先駆の心で進む広宣の母よ! 友情対話の「春一番」を


トーク2014 中谷宇吉郎 雪の科学館館長 神田健三さん】
《神田さん 愛着をもてば自然は語る
 上倉さん 使命の大輪を咲かせたい》

《心は美しい!光よりも花よりも》
〈時代の課題に果敢に挑む〉
●神田 時代が本当に解決を必要としている課題があるなら、果敢に対応していく。こういう姿勢を宇吉郎は大事にしました。それは師匠である寺田寅彦の教えだったんです。
 例えば、寒い地方で線路が不均等に隆起する深刻な「凍上(とうじょう)」の原因を研究し、抜本的に解消させました。飛行機の翼などに氷が着いて墜落する事故を防ぐため、北海道・ニセコの山で研究しています。
 雪の研究は、現実にある問題を背景に、雪の不思議に魅せられ、深めていったのです。

〈支えになった恩師の存在〉
●上倉 「花よりも美しきものは 空の光である 空の光よりも美しきものは 人の心である」とあり、感動しました。博士の随筆を読むと、人柄の優しさや温かさを感じるという人が多いのではないでしょうか。
 神田 それは寺田寅彦に対する気持ちを書いた言葉です。宇吉郎の優しさは寅彦と共通しているように思うんです。随筆に盛んに書いたのも寅彦との交流でした。恩師との交流が大きな支えになっていたんでしょうね。
 上倉 相手の立場で考え、人に区別なく接する態度も、寅彦から受け継がれたものなんですね。

〈一片の雪に千古の秘密が〉
●神田 有名な「雪は天から送られた手紙である」という言葉のほか、「一片(ひとひら)の雪の中にも千古(せんこ)の秘密がある」と記しています。自然はとても奥が深い。しかし、愛着をもって見ていけば、秘密を教えてくれるものです。
 上倉 雪の結晶には一つとして同じものがないと知り、驚きました。科学館を訪れた子どもたちから、博士のような逸材がたくさん生まれることを期待しています。