詩 頭を上げよう! 我らの空は美しい

2014年2月23日(日)更新:3
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 2月23日 南米パラグアイの川の畔(ほとり)で 頭(こうべ)を上げよう! 我らの空は美しい】
 なんと明るい世界か。 なんと使命に満ちた営みか。 なんと自分の心の中を 充電してくれる人生か。 ここには 真実の精神がある!
 いずこに行っても 破壊されつつある 精神の世界は 私には 満足できなかった。
 ここには 優しく強い人間の 調べがある! 悲しむ人も 病める人も 皆 あの美しき魂の人々の 微笑と 確固たる信念に 喜び 呼ばれ 暗い影は すべて剥がされていった。
 私たちは 暗黒と不安の人生を 乗り越えて 今 不滅の光に 照らされながら 満ち足りた 勝利の舞台に 熱く燃え滾(たぎ)る魂と共に 不思議な力を満たしながら 断固として 立ち上がった。
 そこには 金剛不壊の魂が満足し 新しい正義の道を 誰人も 引き裂くことはできぬ。
 私たちは 悲しみと 狂いに満ちた世間を 包みながら 名優のごとく 無言の心の歌を歌う。 三世の諸仏は 喜び迎えるのである。
 いかに弊害多き 社会であっても また いかに恐ろしき 心の歴史の葛藤が あったとしても 私は憂いに 決して暗くならない。
 誇り高く 正義の本望は さらに高く歩む。 そして その使命の命運の大きさに 計り知れぬ 正義の戦闘の容積を 持ちながら進む。
 私は私の友を 決して見捨てない。 共に相見(あいみ)る 宿命的な あの崇高な魂に宿る決意は なんと強きことか。 なんと美しきことか。
 我らの 彼方の空は 微笑みを続けながら この上もなく美しい。

 (「わが久遠の友よ! 栄光の大道を共々に」より)

   (聖教新聞 2014-02-23)