分断は悪!

【全国青年部幹部会での名誉会長のスピーチ】
■中世の大詩人であるショタ・ルスタヴェリは叫んだ。「敵の中で一番恐ろしい敵は、友のふりをする敵である」
弟子のふり、同志のふりをする敵に、惑わされてはならない。また、ルスタヴェリは鋭く悪を糾弾する。
背信の徒にほまれのあったためしはない」
「人間にとって友を裏切るよりも悪いことがあろうか?」
いわんや、師匠を裏切り、同志を裏切る人間は、一番悪い。口先や肩書ではなく、実際に何をしたかが大事なのである。 (2008-07-16)
(『師弟の宝冠 「広布第2幕 全国青年部幹部会」 池田名誉会長スピーチ集 vol.5』)

■私は、戸田先生の広宣流布の「心」を受け継ぎ、同志と「心」を合わせて戦い続けてきた。この「心」を軽んじ、私欲に溺れる幹部は、すべてインチキである。 (2009-01-08 以下同)
■信心を失い、嫉妬にかられ、虚栄に目がくらんだ「師子身中」の反逆者が、師弟を分断する。増上慢が仏法を破壊する。この重大な戒めを、永遠に忘れてはならない。
■ドイツの哲学者カントは、こう指摘している。
「悪魔的悪徳は人間の悪さをはるかに越え出た度合いの悪さをもつ。そうした悪さとして数えられるのは次の三つ、すなわち、嫉妬、恩知らず、他人の不幸を喜ぶ気持である」
牧口先生が法難の獄中で、最後までひもとかれたのがカントである。戸田先生も、よくカントの哲学を引かれた。
「嫉妬」が和合を乱す。「恩知らず」が仏法を破壊する。 (2009-03-04 以下同)
■醜い嫉妬から、同志を分断するのは、破和合僧の大罪である。戸田先生は、信心の実践なき幹部を、常々戒めておられた。
「信心が、溜まり水のようにならないよう気をつけろ!溜まり水は、動かないから腐ってしまう。幹部も絶えず注意するのだ。一番、気をつけねばならない重要な一点だ」と。
苦労を人に押しつけて、自分は動かない幹部、口先だけの幹部は必要ない、と先生は厳しかった。
(『師弟の宝冠 「広布第2幕 全国青年部幹部会」 池田名誉会長スピーチ集 vol.6』)