一人の悪人が野放しにされれば、千人の善人が損をする

【第十三回全国青年部幹部会・白蓮グループ大会 新時代第二十五回本部幹部会 『創価の春へ!一日一日勝利の山を登れ』】
■ロシアの文豪トルストイは、弱肉強食の野獣のごとき社会を変えねばならないと憂えていた。そのために精神の変革を訴えた。
「人間の悪は人間によって滅ぼされるものであり、そのことにのみ人間に課された課題があり、人生の意義があるのです」と。
たとえ偉そうな格好をしても、悪の本性は醜い。陰湿で、欲深く、利他の行動もない。だまされてはいけない。
悪を悪と見極めなければならない。
中国の兵法書尉繚子(うつりょうし)』には、「賞罰を明らかにするのは、悪を根絶するためである」とあった。
一人の悪人が野放しにされれば、千人の善人が損をする。悪は叩き出すのだ。断固として打ち破るのだ。
師弟という原点に立ち、皆が団結してこそ、広布破壊の悪を根絶することができる。
不惜身命の信心で進むのだ。正邪の決着は、必ず厳然たる現証となって現れる。 (2009-01-08)
(『師弟の宝冠 「広布第2幕 全国青年部幹部会」 池田名誉会長スピーチ集 vol.6』)