与同罪恐るべし恐るべし(P.1441)

【御聖訓】
■不信の心をば師となすべからず信心の心を師匠とすべし(P.842)
■或は少し信ずる様なれども又悪縁に値うて信心うすくなり或は打ち捨て或は信ずる日はあれども捨つる月もあり是は水の漏が如し(P.1071)
■今当世の道俗貴賎皆人をあがめて法を用いず心を師として経によらず(P.1207)
■いかなる智者聖人も無間地獄を遁るべからず、又それにも近づくべからず与同罪恐るべし恐るべし。(P.1441)
【御指導】
■大切なのは、仏と魔との戦いに「中間」はないということである。その本質が「仏の軍勢」なのか、「魔王の軍勢」なのか。どちらかである。
一人の人間が3割だけ仏の側で、7割は魔の陣営だとか(笑い)、魔だけれども、言っていることを聞けば、ちょっとだけ仏の味方だとか(大笑い)、それらは仏法の眼(まなこ)から見れば、生命の実相を知らない滑稽な考え方といわざるを得ない。
徹頭徹尾、“仏法は勝負”なのである。この基本が皆中々わからない。(1989-12-24)
■仏法の根本は人情論ではない。目先の感情や利害に流されてはならない。どこまでも正しくして、厳しき「道理」を貫くところに、新しき歴史は開かれる。(1991-03-04)

2月19日更新:3