御用心の御為に申す(114頁)

【御指導】
■強く生き抜いてください。強いということが幸福の根本であり、正義の根本です。どんなに素直でも、どんなにいい人でも、いざというときに弱ければ信頼できません。厳しく言えば、そういう人は悪に通じてしまう。だから強くなくてはいけません。勝利は、強くなければ勝ち取れないのです。 (『池田大作語録 人生の座標』)
■悪知識、すなわち信心を妨げようとする悪友について述べられた御聖訓を拝したい。『悪知識というのは、甘い言葉で語り、いつわり、媚び、言葉たくみに、愚かな人の心を取って、善心(信心)を破る』(7頁)と。
そして涅槃経等の文を引かれ、「悪象」、今でいえば車、戦車などに殺されても、「身」を破るだけで、「心」までは破れない。「悪知識」は両方とも破り、地獄に堕とすと。
ゆえに、何より悪知識を恐れ、悪知識を見破り、遠ざけよと説かれている。味方のような顔をして近づき信心を破る。言葉たくみに何とか退転させようとする。それが悪知識である。この「悪い友」こそ、幸福と成仏の最大の敵なのである。
反対に、「信心」を教え、ともに「行学」を深め、正法流布に仲良く進んでいく。これが「善き友」(善知識)である。創価学会は「善き友」の最高の集いなのである。善知識は「法」が中心である。私どもでいえば、御本尊と御書を根本とする。悪知識は、「自分」が中心である。ゆえに、その時々によって言動が違ってくる。
いずこの国であれ、広宣流布が進めば進むほど、そうした悪知識も多く出てくることは、経文と御書に照らして当然である。見破り、打ち破ってこそ、広々とした、朗らかな、晴れやかな“皆の幸福の緑野(りょくや)”が開けてくる(1991-06-18)
■「善知識」「善友」となる学会の前進に、いよいよ“親しみ近づいていく”──そこに、幸福への軌道は、より磐石になり、加速度もついてくることを確信していただきたい。(1991-04-10)
■真実の師弟の道を行く限り、どこの社会であろうと、いかなる課題があろうと、必ず勝利できる。必ず幸福になる。必ず発展する。必ず、広々と栄光への道が開ける。 (『四季の語らい』池田大作)

5月25日更新:2