人格破綻者

【御金言・御指導】
●『日蓮の弟子の少輔房といい、能登房といい、名越の尼などといった者たちは、欲深く、心は臆病で愚かでありながら、しかも自分では智者と名乗っていた連中だったので、ことが起こった時に、その機会に便乗して、多くの人を退転させたのである』(P.1539、通解)
●彼らは、1:強欲である 2:内心は権威・権力を頼まねば何もできない臆病な人間である。臆病は「病」と書くように、病んだ不健全な心である。
そして、3:愚かなのに慢心が強く、自分では智者とうぬぼれている──。こうした、いわば“人格破綻者”である。
このように、『大魔のつきたる者ども』(同)の性格は、永遠に変わらぬ普遍性がある。今もまったく同じである(1991-06-01)

6月3日更新:2