慢心というものは不毛です。そんなことを一生懸命やっても何もならな

・斧節『腐臭』
http://d.hatena.ne.jp/sokaodo/20110623/
●*斉藤─哲学者の三木清は、こう書いています。「嫉妬は自分よりも高い地位にある者、自分よりも幸福な状態にある者に対して起る」(「人生論ノート」)。
「しかも嫉妬は、嫉妬される者の位置に自分を高めようとすることなく、むしろ彼を自分の位置に低めようとする」(同)
*名誉会長─相手に勝つために、自分を高めるのではなく、相手を引きずりおろそうとする──慢心というものは不毛です。そんなことを一生懸命やっても何もならない。人を傷つけて喜んでいても、自分は少しも偉くなっていない。幸福にもなっていない。
十界論は「幸福の追及」です。修羅界の「勝他の念」には、本当の幸福はない。
いつも、自分より優れた存在にいらつき、自分の真の姿をさらすことにおびえている。その「おびえ」を癒すために、嫉妬して相手を引きずりおろそうとするが、そうすればするほど、実は自分がみじめになるのです。(『法華経の智慧 第四巻』)

6月24日更新:1