今を生きる君へ

【TURNING POINT 若者たちの挑戦 ドッグハンドラー】
小さな妥協は時に大きな失敗を招くと知ったのも、このころだ。ショーに出せば絶対に勝てる状態の犬がいた。ツメ切りが嫌いな子。“まあ、明日にするか…”。先伸ばしにしていたら、ショーの前日に前足のツメが何かにひっかかって抜けてしまい、ショーに出られなくなった。
だから、今この瞬間の“妥協の心”に勝たねばと、いつも思う。
「でも、時に自分に負けたとしても」と芝さん。「その原因を素直に自分に求めれば、次の勝利の因が見つかる。それもまた信心の生き方なんだと、アメリカで学びました」
渡米から2年、3年……。地道な下積みを続けるうち、犬の表情が読めるようになったことに気付く。まるで会話しているかのように、犬の気持ちが分かり始めた。 (聖教新聞 2011-10-22)

START LINE 若者たちの明日を開くヒント】
閉塞した日本社会を変えていくのは、いわゆる優等生型のリーダーではありません。知略が備わっていることも重要ですが、むしろ根性が据わり、打たれ強く、腹をくくることのできる人間が求められています。(同)

●A poet wrote: “To the weak, difficulty is a closed door. To the strong, however, it is a door waiting to be opened.”─Daisaku Ikeda

10月22日更新