「信」の一字を貫け

【御書とともに <57> 名誉会長が指針を贈る】
すりはむどく(須梨槃特)は三箇年に十四字を暗(そら)にせざりしかども仏に成りぬ提婆は六万蔵を暗にして無間に堕ちぬ・是れ偏(ひとえ)に末代の今の世を表(ひょう)するなり、敢て人の上と思(おぼ)し食(め)すべからず (三三蔵祈雨事、1472ページ)
〈通解〉釈尊の弟子の須梨槃特は、三年間に十四文字の仏の教えすら暗唱できなかったけれども、仏になれた。しかし、提婆達多は六万蔵の経典を暗唱したけれども、無間地獄に堕ちた。このことは、ひとえに末代の今の世のことを表しているのである。決して他人のことと思ってはならない。
〈同志への指針〉誠実一路の人が、最後には必ず勝つ。これが仏法の世界である。
真面目に、地道に、真剣に広宣流布に生き抜く人が、幸福になれないわけがない。わが誉れの同志の勝利の姿が、その何よりの証明である。名聞名利の忘恩の増上慢の末路は厳しい。
一生成仏の根本は「信」の一字だ。 (聖教新聞 2011-10-22)

・『かまへて・かまへて御用心候べし(p.1133)』
http://d.hatena.ne.jp/yoshie-blog/20110811/

10月22日更新:3