パラグアイで希望の種子展

【ピリベブイ市の小・中・高校が授業の一環として展示を見学 池田SGI会長に感謝状】
南米パラグアイSGI(創価学会インタナショナル)では、地域社会とも協力して、市民への環境意識の啓発に取り組み、高い評価が寄せられている。
ピリベブイ市のサントドミンゴ高校で行われた環境展示「希望の種子──持続可能性のビジョンと変革へのステップ」にも、大きな反響が寄せられた(9月26日〜28日)。
SGIと地球憲章インタナショナルが共同で企画・制作した同展。教育・文化省の方針により、市の公認行事として認定を受け、市内の小・中・高校における課外授業の一環としても活用された。
「なぜ環境を大切にしなければならないのか?」「自然を守るためにできることは?」
展示を鑑賞した生徒たちは、それぞれの学校で出題された設問に取り組み、環境保護への意識を高めていく。
地球環境の改善へ、一人一人の心の変革を訴える展示内容に、生徒たちからは共感の声が。
「一人が頑張っても何も変わらないと思っていました。でも、そこであきらめちゃいけないんです」「『変える』ためには、自分が行動を起こすことが大切なんですね。お父さん、お母さんにもこのことを伝えなきゃ!」等の感想が寄せられた。
同展では、ピリベブイ国立高校の生徒11人が案内役を担当。先立って行われた学習会では、パラグアイSGIのクリタ理事長らのアドバイスのもと、展示内容の理解を深め、ガイドの練習を重ねた。
一枚一枚、心を込めてパネルを解説する生徒たち。終了後には、「地球を守る運動に関わることができてうれしいです」と語っていた。
最終日に行われた閉会式では「世界規模で平和・文化・教育を促進する不断の行動」を讃え、同市から池田SGI会長に感謝状が贈られた。
同市のシンティア・セゴビア文化担当部長が展示の成功を祝福して述べた。
「市内の多くの生徒が展示を鑑賞することができました。また、案内役の子どもたちも、内容を懸命に学び、立派にガイドを務め上げました。展示会を訪れた市民一人一人の心に、“希望の種子”が蒔かれたと確信します!」 (聖教新聞 2011-11-01)

11月1日更新:2