心の財をつませ給うべし (御書1173ページ)

2011年11月12日(土)更新:1
●十一月十二日
欲しいものが、すぐ手に入るのが幸福ではない。悩みがないのが幸福なのではない。甘やかされては、卑しく、心の貧しい、わがままな人間になってしまう。
たとえ今は苦しくとも、希望を見つめ、苦労の坂を一歩一歩、上っていく。少しずつ、自分の力で自分の夢を実現していく。その人こそ、本当の深い喜びを知る人である。また、ここに、人間としての美しい人生がある。 (『女性に贈ることば 365日』池田大作)

【きょうの発心】
蔵の財(たから)よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり (崇峻天皇御書、1173ページ)
〈通解〉 蔵に蓄える財宝よりも、身の財がすぐれ、身の財よりも、心に積んだ財が第一である。
●財産や名誉、地位より、信心という心の財を積むことこそ大切であると仰せです。
●入学式で初めてお会いした先生の励ましに、生涯、師匠と共に生きることを誓いました。
東日本大震災で東北は多くを失いました。しかし「『心の財』だけは絶対に壊されません」「断じて負けるな!勇気を持て!希望を持て!」との激励に、師や同志、御本尊がどれほど有り難いかを知りました。 (聖教新聞 2011-11-12)