対話は友の幸福のため

2011年11月12日(土)更新:2
【御書とともに <59> 名誉会長が指針を贈る】
なにしにか仏は強(し)いて法華経を説いて謗ずるも信ずるも利益あるべしと説き我不愛身命(がふあいしんみょう)とは仰せらるべきや、よくよく此等を道心ましまさん人は御心得あるべきなり (法華初心成仏抄、552ページ)
〈通解〉 (もし権教によって仏になれるのであれば)どうして仏は、強いて法華経を説いて、謗(そし)るも信ずるも利益があると説き、経文には「我身命を愛せず」と説かれたのであろうか。仏の悟りを求める心がある人は、よくよくこれらのことを心得なければならない。
《同志への指針》 仏法対話は、万人が幸福となる種を植える行動である。ゆえに、臆さず堂々と、明るく自信をもって語り切るのだ。友の幸福を祈る真心は、いつか必ず通ずる。
勇気凛々と確信の声を響かせ、楽しく有意義な対話を広げよう! (聖教新聞 2011-11-12、以下同)

【わが友に贈る】
さあ 対話拡大の時!
いよいよの精神で 大生命力を奮い起こせ!
粘り強く 朗らかに 偉大な勝利劇を!

寸鉄
SGI会長は自らの人生を通し感謝の文化を創造─学長(カナダ) 人間教育の偉大な模範と
●「女子部の日」おめでとう 華陽の連帯は世界広布の希望!全員が使命の道を
●相手に会った瞬間が勝負だ。大確信で話せ─恩師。誠実と情熱が励ましの力
●多忙になる時期。居眠り・脇見運転に注意を。心に余裕持ち、日々無事故で
●「謗法の者をやしなうは仏種をたつ」御書。偽(ニセ)法主日顕が居座り宗門は破滅

池田大作全集 第134巻 随筆編が発刊】
池田名誉会長は、随筆の中で綴る。
「若さとは、何ものも恐れぬ魂だ。いかなる壁にも怯まず、雄々しく突き破り、乗り越える大闘争心だ」(「『三代会長』と青年の使命」)
「いよいよ本格的に、人類の宝である創価学会の一切を、青年部に託す時代に入った。その後継の証とは何か? 『勝利』の二字である」(「仏法は勝負 人生は戦い」)
同志のために、未来のために、書かねばならない!──師が紡ぎ出した渾身の言葉が不滅の光を放つ。

【新・人間革命 共戦 二】
●この一九七七年(昭和五十二年)は、全国各地に、県・区の中心会館となる文化会館などの建設の槌音が響き、また、完成を見ていった年であった。
それらの建物は、学会が二十一世紀という広宣流布の新時代に飛翔していくための、重要な布石であった。
●各県各区に新しい会館が完成し、広宣流布の新段階を迎えようとしている今こそ、全同志の心に、万年にわたる信心の堅固な礎を築かなくてはならない。
●「さあ、九州の出発だ!すぐに除幕をしよう。すべては時間との戦いだもの、一瞬一瞬を有効に使うんだ。時間を制することができる人が、勝利の人なんだよ」

【名字の言】
長年、岩手・釜石市の高齢者施設で慰問演奏を続ける壮年部員がいる。震災以来、必ず呼びかけている言葉がある。「きょうは皆さんが主役です。私は、そのお手伝いに来ました」
当初、避難所を回っていた時は、主に自分が得意な歌を選んだ。それまでも手応えがあった曲だ。だが多くの人が下を向いたまま。壮年はハッとした。“上手に歌いさえすれば、元気になってもらえると思っていなかったか”
以来、誰もが知る曲を選び、音程も下げ、皆で歌えるような雰囲気づくりを心掛けた。そして冒頭の一言。反応は一変した。どの会場でも合唱が起こり、笑顔があふれるようになった
「人のため」の行為は、何かを“してあげる”だけで完結しない。相手が自らの意志で行動し、喜びと充実を感じられるよう、励ましや工夫によって自信を与え、最初の一歩を促していくことが大切だ。法華経に説かれる不軽菩薩は、万人に対して“あなたも必ず仏になれる”と礼拝し続けた。相手に、自分の持つ無限の可能性を気づかせ、現実の行動を促すための行為と捉えることもできよう
被災地で教えられたこと。それは、喜びとは与えるものでも、与えられるものでもなく、自らつくり出すもの、ということである。