1日の最後に勝つ

2011年11月17日(木)更新:4
【時間を工夫して明日への希望の出発を】
●『信心に、さらに励み、願いを成就されるがよい』(弥源太殿御返事1227ページ、通解)
●さて、“朝に勝て”とは言われますが、意外と言及されないのが夜の勤行。 仕事や学会活動など、やるべきことを一切、終えて、疲れた体で自宅の玄関を開けた瞬間から、実は“最後の勝負”が始まっています。
終わり良ければ……。最後の勝負には勝たねばなりません。
その上で、帰宅してから寝るまでの間は、わずかですが、基本的には自分が自由にできる時間のはず。その時間の中で、まず、食べたりテレビを見たり、したいように過ごす──言わば自分のリズムを優先して過ごすのか。
それとも、大宇宙のリズムに自身を合致させようと、サッと御本尊に向かうのか──。夜の勤行もまた、所願を成就させるための“鍛え”であるように思えてなりません。
しかも、寝る前になればなるほど、体はくたびれ、朗々とできなくなってしまうばかりか、時には“今日は、ご勘弁を”となってしまいがちなのも悲しい現実……。
「できれば時間を工夫して早めに夜の勤行を行い、さわやかな夜を過ごし、明日への大いなる希望の出発ができるよう申し上げておきたい」 (大白蓮華 2011年11月号)