ニュージーランド 国会議事堂で希望の種子展が開幕

2011年11月26日(土)更新:2
SGI創価学会インタナショナル)と地球憲章インタナショナルが共同で企画・制作した環境展示「希望の種子──持続可能性のビジョンと変革へのステップ」が19日、ニュージーランドの首都ウェリントンで開幕した。国会議事堂内で盛大に行われた記念式典には、チャールズ・シュベール国会議員、ウェリントンのセリア・ウェイド=ブラウン市長、ユネスコ(国連教育科学文化機関)国内委員会委員のアンドリュー・マシューズ博士、海岸保護団体のサム・ジュード氏、先住民マオリの代表をはじめ多数の来賓が出席。オセアニア14ヵ国・地域のSGIの代表を含む約3000人が参加した。
ニュージーランドSGIのワラス理事長が、関係者に心からの感謝を込めてあいさつ。池田SGI会長のリーダーシップのもとで、SGIが世界各地で取り組む環境保全の運動を紹介した。
続いて、ウェリントン市のウェイド=ブラウン市長が登壇。今、求められていることは環境保護と持続可能な発展、そして何より、実際に行動を起こすことであると強調。“希望の種子展”がさまざまな社会問題に対して啓発を与えるものであると讃え、「SGIによって蒔かれた“希望の種子”が、私たちの子や孫の時代には大樹と育ちゆくことを念願しています」と語った。
シュベール議員は、「SGI会長の示された理念のもと展開される、SGI平和運動のエネルギーと前向きな情熱は本当に素晴らしい」と語り、SGIのさらなる運動の展開に期待した。
ユネスコニュージーランド国内委員会委員のマシューズ博士はSGIユネスコの理念は多くの点で共通していると述べ、今後もより一層協力して活動を進めていきたいとのコメントを寄せた。
さらに、大場SGI理事長があいさつし、来賓によるテープカットが行われた。
展示を観賞したロトルア市のホール前市長夫妻は「感動と啓発を受けました。ここに綴られていることを、真摯に受け止めて行動していかなければなりません」「SGIの皆さまの運動には、平和や文化、環境保全に向かって人々を結びつける力があります」と共感を述べた。 (聖教新聞 2011-11-26)