君よ師弟の心で登りゆけ 広布の山を喜び勇んで!

2011年12月6日(火)更新:1
【わが友に贈る】
創価の師弟は 勇気の信心で勝った!
学会歌も高らかに 新たなる勝利へ 威風堂々と出発! ─12月4日─

【名誉会長が和歌】
★策略と 猶多怨嫉の 法難に 正義の我らは 断固と勝ちたり
★あの友は 不安と迷いの 日々なれば 肩を叩きて 福光(さち)へ連れゆけ
★いやまして 広布の山を 登りゆけ 自身の力は 無限の仏力(ちから)と

【新時代第54回本部幹部会 全国青年部幹部会 全国教宣部大会 名誉会長のメッセージ】
一、尊き全同志の皆様方!
この一年も、広宣流布のために、よく戦い、よく勝ち抜いてくださいました。
皆様の功徳も福運も、どれほど大きいことでありましょうか。
本当に本当に、ご苦労さまでございました。
特に、海外から遠路はるばると、師弟の殿堂に勇み集われた、気高き世界広宣流布の開拓のリーダーの皆様方を、牧口先生も、戸田先生も、さぞかし喜び、見守っておられることでありましょう。
本当にようこそお越しくださいました。

〈共戦の友に感謝〉
一、あの「魂の独立」から満20年──。
あまりにも偉大な、わが共戦の友の健闘に、最大の感謝と讃嘆を込めて、3首の和歌を贈らせていただきます。
まず、第1首──
策略と 猶多怨嫉の 法難に 正義の我らは 断固と勝ちたり
日蓮大聖人は、勇敢に戦う門下に仰せになられました。
日蓮法華経の行者であるがゆえに、三類の強敵があって、種々の大難にあった。しかるに、このような日蓮の弟子檀那となられたことは、実に不思議なことである。きっと深い意味があるのであろう」 (御書1226ページ、通解)と。
さらに末法が進んだ現代にあって、大聖人に直結して、三類の強敵、なかんずく、僣聖増上慢と戦い抜き、難を受け切ってきたのは、いったい誰か。
それは、創価の師弟しか、おりません。
学会のみが、如説修行の教団であります。
とりわけ、邪宗門から学会に加えられた迫害は、仏教史上、前代未聞の陰険な策略であり、悪逆な弾圧であったといっても、決して過言ではないでしょう。けなげな最前線の同志の皆様方が、いかばかり悔しい、辛い思いをされたことか。
しかし、究極の正義を貫く学会は、すべてに晴れ晴れと勝ちに勝ちました。
きょうは、世界192カ国・地域の誉れの全同志と共に、私たちは、ここに、創価学会、そしてSGI創価学会インタナショナル)の完全勝利を、高らかに宣言したいのであります
大聖人は、「軍(いくさ)やむ事なし」(同502ページ)と仰せであります。
これからも、我らは、永遠に、断固と戦い、断固と勝ち抜いていきましょう!
一、次に、第2首は──
あの友は 不安と迷いの 日々なれば 肩を叩きて 福光(さち)へ連れゆけ
今、壮年部、婦人部の先輩方の真心あふれる応援をいただきながら、青年部の拡大が力強く進み、若き地湧の菩薩が、あの地からも、この地からも、踊り出ています。
その中核中の中核こそ、創価班、牙城会、そして白蓮グループの皆さん方です。
いつもいつも、本当にありがとう!
戸田先生のもとで、私は、まさに創価班・牙城会の烈々たる闘魂をもって、妻もまた、白蓮の清き心で、師匠にお仕えし、同志に尽くして、学会を守ってきました。そのあとを継いでくれる直系が皆さんです。
一、大聖人は、「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」 (同1253ページ)と約束してくださいました。
どんな厳しい宿命の冬にあろうとも、妙法を唱え、広宣流布のために勇気をもって戦う人生は、必ず幸福の春の太陽を昇らせることができる。
この「絶対勝利」の法則を、皆で励まし合いながら証明してきたのが、創価学会です。
時代の闇は深く、人々の心は凍え、哲学の光と人間性の絆が待ち望まれています。
だからこそ、大仏法を生き生きと語り抜き、この世で最も明るく、最も温かな、和楽に満ちた、わが青年学会の大連帯を、いよいよ広げていこうではありませんか!

〈生命の力は無限〉
一、そして最後に、第3首──
いやまして 広布の山を 登りゆけ 自身の力は 無限の仏力(ちから)と
30年前、私は、長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」を、英国のトインビー博士の友人でもあった登山家マロリー氏の一節から始めました。
「なぜ山に登るのか」
「そこに山があるからだ」と──。
このマロリー氏は、こうも語っておりました。
「大志をいだき、それにむかって努力することこそ人間を人間たらしめるものだ」 (夏川道子訳、デイヴィド・ロバートスン著『ジョージ・マロリー』山洋社)。
そして、「奮闘の厳しさと喜びの大きさはぴったり一致している」(同)と。
仏法の「煩悩即菩提」の深き法理にも通じます。
困難な試練の山に、勇敢に挑むからこそ、自分自身の秘められた力が発揮できる。
広布の山への登攀(とうはん)──それは、人類の境涯を最上の高みへと導きゆかんとする、壮大にして荘厳なる仏の大偉業であります。
いかなる断崖絶壁に直面しようとも、妙法に生き抜く不二の師弟には、無限の仏の力が湧現しないわけがありません。
皆、題目を朗々と唱えて、「わが生命こそ仏なり」と、今一重(いちじゅう)、自覚を深めるならば、まだまだ計り知れない無量無辺の仏力を、鋭く発揮できる。
何があろうとも、この大歓喜の仏の生命は断じて負けないのであります。
新しい1年、私と共に、思う存分、「生命力」と「智慧」と「粘り」を出し切りながら、この世で果たさん使命のために、広布の山を喜び勇んで登りゆこうではありませんか!
全同志の健康とご長寿、ご一家の無事安穏とご多幸を心からお祈り申し上げます。
どうか、皆様、健康で朗らかに、良いお年をお迎えください。 (聖教新聞 2011-12-04)