健闘を喜び讃え合って明年へ

2011年12月24日(土)更新:7
【社説】
 「人材・躍進の年」も残り1週間。各地ではブロック、地区、支部等で討議が行われ、皆でこの1年の活動を振り返りながら、明年の目標を協議し、決意を新たにした。
 東日本大震災などの災害に加え、原発不安、円高、長引く不況と、閉塞感漂う中で、共に励まし支え合った友。団結の祈りと勇気の行動で、広布の拡大、青年の育成、人材の拡大に走り抜いてきた同志と、健闘をともどもに讃え合いたい。

創価学会は「励まし」の団体〉
 相次ぐ災害で、家族や仲間、そして地域とのつながりの大切さが見直されている。そうした中、池田名誉会長を中心とする創価の励ましのネットワークは、心と心が共鳴し合う異体同心の団結となって、被災地をはじめ地域の友に勇気と希望を送り、数々の蘇生のドラマが生まれている。
 先日、入会した友人が語っていた。「創価学会の人は、一人一人が輝いていて、しかも皆が集まると、ものすごく明るくて楽しい。自分もその輪に入りたいと思いました」と。学会の組織は、地区を中心とした“家族”の集いだ。どんな時でも同志を温かく迎えてくれる壮年、婦人の先輩方が築いてくれた“励ましの城”に、あらためて感謝したい。
 草創以来の伝統を受け継ごうと青年部、未来部の活躍も光る。本年行われた創価ファミリー大会、青年部教学試験1級、そして創価青年大会などを通して、新たな人材が陸続と躍り出ている。
 来春から小学校教員という夢への一歩を踏み出す男子地区リーダーがいる。本年初頭から「朝に勝ち、勉学に勝つ」と決意し、本紙の配達も始めた。雨の日も寒い朝も無冠の使命を果たし、先日、晴れて教員採用試験を突破。仏法対話をしていた友人への弘教も実った。

〈「共に」との心と行動が肝要〉
 地区の誰もが折あるごとに励ましの声を掛けた。彼は「自身の勝利が皆の喜びになり、うれしさは何倍にもなりました」と、歓喜の表情で語っていた。
 名誉会長は「『共に』という心と行動のなかに、日蓮仏法の真髄の精神がある。(中略)自分一人だけの喜びは、まだ本当の喜びではない。人も自分も共に喜び、讃え合えることが、最高の喜びになるのだ」とつづっている。
 同志への感謝を胸に、共に讃え合いながら、無事故・大勝利の姿で、晴れ晴れと明「青年学会 拡大の年」を迎えていこう。 (聖教新聞 2011-12-24)