「先生は、青年に理想を持つことの重要性を教えてくださっています」

2011年12月31日(土)更新:3
・斧節『「信仰はどのように継承されるか――創価学会にみる次世代育成」 猪瀬優理』 http://d.hatena.ne.jp/sokaodo/20111228/

【世界広布の勝利の並木道 第2部(84)】
●*吉井―1947年(昭和22年)8月14日、戸田先生がいらっしゃった東京・蒲田の座談会に池田先生が出席され、10日後に入信されました。
*正木―この師弟の出会いなくして、今日の学会の大発展も、192カ国・地域への世界広布もありえませんでした。
*原田―池田先生は本年、随筆で当時を振り返り、「私は、戸田先生の人格を信じて前へ進んだ」と綴っておられました。池田先生は何よりも、戸田先生を師匠として仰ぐことを決心されました。入信からの65年は、師弟不二であればいかなる壁も破ることができること、そして師弟不二こそ仏法の根幹であることを証明した歴史です。
*杉本―その一つの象徴が、池田先生が蒲田支部幹事として折伏拡大の指揮を執られた「2月闘争」ですね。ここから、戸田先生が第2代会長就任に際して立てられた願業である75万世帯の折伏の達成へ、突破口が開かれました。
●*杉本―そして明年1月25日は、大阪事件の裁判で先生が無罪判決を勝ち取られて50周年。「1・25」は「民衆勝利の日」「関西婦人部の日」として、常勝不敗の原点になっています。
*棚野―創価教育では、来年は、創価大学ロサンゼルス分校(アメリ創価大学の旧ロサンゼルス・キャンパス)の開設25周年、香港創価幼稚園の開園20周年です。創価教育のネットワークは海外へ広がり、いま卒業生たちが世界各国を舞台に大活躍しています。
*原田―記念日の一つ一つには、師弟共戦の歴史が刻まれています。そうした佳節を目標として、師匠に誓いを立て、勇気の闘争で広布拡大と境涯革命を果たし、学会は大発展してきました。(聖教新聞 2011-12-29)

【中国青年代表団を迎えて】
●全青連(※中華全国青年連合会)と学会青年部の交流協定により、今月、全青連の代表である「中国青年代表団」の一行20人をお迎えしました。
●東京、沖縄、大阪、京都を訪問。なかでも沖縄では、グループに別れて家庭交流を行い、家庭的な雰囲気に包まれ交歓する機会となりました。
 各家庭に地域の方々が集まり、未来部員や青年部員も加わって、沖縄ならではの歌あり踊りありの盛大な歓迎が。それに対して、代表団の方々が、感謝の気持ちを込めて歌や演技を披露するなど、有意義なひとときを過ごすことができました。
 団員の方々は、「このような交流こそ、世界平和を構築しゆく大事な基礎であると思います」「心優しい創価学会の皆さまに触れて、日本に対する見識が一変しました。こんなに素晴らしい創価家族を築いてこられた池田先生の偉大さを、あらためて実感しました」等と語っていました。
 関西での「日中友好青年の集い」の後には、行事運営に携わる青年部員の姿を通し、「日本の青年は礼儀が正しく、堅実です」等と。さらに「関西の青年部の皆さんを見ていると、池田先生がどれほど真剣に、そして真心を込めて青年を育成してこられたかが分かります」と述べていました。
 今回の代表団の団長は、中国の次世代の指導者を育成する「中国青年政治学院」の李家華(りかか)副院長でした。
 同学院は、かつて胡錦濤(こきんとう)国家主席が院長を務めた中国共産主義青年団共青団)中央直属の総合大学。2007年10月、池田先生に「名誉教授」称号を授与されています。
 李団長は、授与の際に徹底的に池田先生の著作を研究し、尊敬の念を深くしたことを振り返っていました。
 今回の訪問で、李団長は語られました。
 「池田先生は、青年に理想を持つことの重要性を教えてくださっています。どのように青年を励まし、育成しているのか――先生の青年育成を研究することは、教育者にとって非常に重要です」
 「中国においても、どのような価値観で青年をリードしていくかが問われています。関西での友好の集いでは、参加者が皆、真剣に池田先生のメッセージを聞いていました。中日友好にとって、池田先生の青年観の研究は大事であると思います。『中国青年政治学院』の副院長を務める身として、池田先生の青年観を研究したい」
 明年は日中友好正常化40周年。日中関係は新たな時代を迎えています。この時に、中国のリーダーから寄せられる、池田先生の思想への期待の大きさに、胸を熱くしました。(同)