一生成仏の道を教え正しく実践しているのは世界中で創価学会しかない

2012年1月19日(木)更新:2
【新・人間革命 共戦 五十五】
 山本伸一の指導は、信心の基本姿勢に及んでいった。
 「日蓮大聖人は、人間の不幸の最大の原因は、煎じ詰めるならば、正法誹謗、すなわち宇宙の根本法である南無妙法蓮華経への誹謗であると、明快に結論されている。同時に、幸福への直道は、南無妙法蓮華経への信仰にあることを明らかにされています。
 そして、過去の罪障を消滅し、絶対的幸福境涯を確立していくための、究極の当体として、御本尊を顕されました。その御本尊に直結し、広宣流布に生き抜いていくならば、一生成仏は間違いない。その道を教え、正しく実践しているのは、世界中で創価学会しかないことを、私は断言しておきます。
 しかし、御本尊がいかに偉大であっても、持つ人の信心が弱ければ、功徳は出ません」
 ここで、伸一は、「『必ず心の固きに仮って神の守り則ち強し』云云、神の護ると申すも人の心つよきによるとみえて候、法華経はよきつるぎ(剣)なれども・つかう人によりて物をきり候か」(御書一一八六ページ)との御文を拝した。
 「妙楽大師は『必ず心が堅固であってこそ神の守護も厚い』と述べている。これは、諸天善神の守護といっても、人の心の強さによるということである。法華経は、よい剣であるが、その切れ味は、使う人によるのである――との意味であります。
 この御文は、自身の信心の強さが、守護する諸天善神の働きを引き出すことを説かれた重要な御指導です。いくら御本尊を受持していても、何かあったら、すぐに揺らぐような信心では、諸天の加護はありません。
 たとえば、病気になったりすると、“信心しているのになぜ?”と、現象に惑わされ、御本尊を疑う人がいます。しかし、生身の人間である限り、病気にもなります。
 もし病気になったとしても、不退の信心を貫き、強靱な生命力を涌現し、自らを蘇生させていくための信心なんです。目的は、何があっても負けない自分をつくることにある」  (聖教新聞 2012-01-19)