大聖人は、不屈の心で前進する生き方を繰り返し教えておられる

2012年1月21日(土)更新:2
【名字の言】
 「革新」と入力したいが画面に出てきたのは「確信」……。パソコンや携帯メールで文章を打ち込む際、使いたい漢字が出てこなくて、いら立つことがある
 漢字変換のソフトには、“使用頻度の多い字から変換候補として表示される”学習機能が付いている。変換候補の表れ方は、それを使用する人の仕事、関心事、ひいては人生観を映し出しているともいえる
 考えてみれば、私たち一人一人の人生は、日々の“選択”の積み重ねから成っている。例えば、新たな課題にぶつかった際に、真正面から挑戦するのか、理由をつけて避けようとするのか。一つ一つの“選択”は小さくても、積み重なれば、大きな「生き方の違い」となって現れてくる
 易(やす)きに流れがちなのが人間の常だ。それを挑戦の方向へ切り替え、“人生の坂”を登はんするための支えこそ、自分自身の確固とした思想、価値観にほかならない
 日蓮大聖人は「然どもいまだこりず候」(御書1056ページ)、「大悪をこれば大善きたる」(同1300ページ)と、状況が困難であればあるほど奮い立ち、不屈の心で前進する生き方を繰り返し教えておられる。困難に対して、どう向き合うか。その中にこそ、「降伏」を「幸福」に変える鍵がある。 (聖教新聞 2012-01-21)