人類の最極の宝が目の前に

2012年3月8日(木)更新:3
【8カ国地域を巡回 法華経――平和と共生のメッセージ展】
●この文字を護り、伝えるために、幾世紀、どれほど多くの仏教徒が苦心惨憺したことだろう
●「法華経――平和と共生のメッセージ」展の創価大学展(主催=東洋哲学研究所)が、いよいよ今月25日(日)から開幕する。
 法華経の流伝の歴史と、仏法に脈打つ「民衆救済の心」を伝えてきた“法華経展”。
 インド文化国際アカデミー理事長のロケッシュ・チャンドラ博士は、開催への期待を、こう語っている。
 「東洋哲学研究所創立者池田大作博士は、人類の最極の宝である法華経の精神を現代に蘇らせた偉大な哲学者です。そして、平和構築のために、秘められた価値を実践されているのです。今回の展示が、法華経への理解を深め、その精神を根本とした価値創造への一助となることを願っています」と。
 “法華経展”は、これまで、イギリス、インド、スリランカ、ネパール、香港、マカオなど世界8カ国・地域で開催。
 敦煌壁画や諸言語に翻訳された法華経写本(複製)など、貴重な文物を紹介した展示は毎回好評で、多数の来賓・市民から感動の声が寄せられている。
 「特に感銘したのは仏法の説話の豊かさです。仏法を知らない私たちが見ても、とても分かりやすい。子どもから大人まで、深い哲学を心に刻んでいける。東洋の智慧に触れる絶好の機会となりました」(ブラジル展)  「ヨーロッパではめったにない本格的な法華経の展示。西洋と東洋が選ぶべき道は、平和と共存であり、生命尊厳という普遍的な価値観に立てば、共に手を取り合うことができると実感しました」(スペイン展)
 【開催の案内】
 ▽会場=東京・八王子市の創価大学記念講堂。
 ▽会期=3月25日(日)〜31日(土)、また4月5日(木)〜5月6日(日)。
 ※4月1〜4日は休展。
 ▽開館時間=午前11時〜午後5時(入館は午後4時半まで)。
 ▽入場料=無料。 (聖教新聞 2012-03-08)