平和の偉人の心を未来へ! 創価の運動に賛同

2012年3月16日(金)更新:3
【3・16「広宣流布記念の日」を全世界が慶祝 イタリア・モンテシルヴァーノ市に戸田城聖通り】
 きょう3月16日は「広宣流布記念の日」。1958年(昭和33年)のこの日、戸田城聖第2代会長は、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長をはじめ青年に、広布後継のバトンを託した。54年の時を経て、平和の心は192カ国・地域に広がるSGIの友に。この創価の師弟の前進を世界が慶祝する。このたびイタリア・モンテシルヴァーノ市に「戸田城聖通り」が誕生。開通式は2日、盛大に行われた。また席上、戸田会長の精神を継承したSGI会長の世界平和への尽力を讃え、同市から記念のプレートが贈られた。
 輝く太陽と突き抜けるような青空。海からの爽やかな風が「戸田城聖通り」を包む。
 モンテシルヴァーノ市のパスクワーレ・コルドーマ市長、イタリアSGIのナカジマ理事長らが開通のテープカットを行うと、市民から歓声が上がった。
 イタリア中部の風光明媚なモンテシルヴァーノ市。市内には「ダンテ・アリギエリ通り」「ペトラルカ通り」など偉人の名を冠した通りがある。その一つに連なることになった「戸田城聖通り」は、県道と住宅地を結ぶ通り。命名は市議会の満場一致で採択された。
 きっかけは、昨年3月から4月にかけ、イタリアで開かれた「核兵器廃絶への挑戦と人間精神の変革」展(主催=イタリアSGI、後援=同国大統領府)。その中で紹介されていた戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」が、同市議会で話題となり、「核兵器廃絶」を積極的に推進する機運が高まったのだ。
 コルドーマ市長は、「戸田第2代会長は、生涯、平和活動に命を捧げられました。わが市の通りに戸田会長の名を冠することで、全市民の生命に平和の種を植え、開花させていけるように願っています」と語る。
 式典では、市が招待したテノール歌手のヌンツィオ・ファッズィーニ氏が「歓喜の歌」を熱唱。そして、コルドーマ市長があいさつに立った。
 「教育者であり、平和の建設者である戸田会長の名前を通りに冠することは、最大の名誉であり、わが市が創価の運動に賛同の意を表するものです!」
 その声に、詰めかけた市民から温かな拍手が送られた。
 ナカジマ理事長は、通りの誕生が皆の希望の源になることを願うと述べた。
 続いて、コルドーマ市長が「戸田会長の精神を継承して、世界平和に尽力し、活躍されている池田SGI会長に敬意を込めて」と語り、記念のプレートを代理のナカジマ理事長に託した。
 師弟誓願の月・3月を飾る慶事。通りの誕生は、師弟不二の平和の精神に、イタリア社会が深く共鳴した証しといえよう。 (聖教新聞 2012-03-16)