池田博士は平和の人材を育成―市長

2012年3月19日(月)更新:1
【3・16を祝賀 アルゼンチンの美しき観光都市 ビジャ・ラ・アンゴストゥーラ市池田大作SGI会長に「卓越した人物」証】
 アルゼンチンのネウケン州ビジャ・ラ・アンゴストゥーラ市から、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長に「卓越した人物」証が贈られた。外国人に授与される同市の最高栄誉である。晴れの授与式は16日(現地時間)、同市文化センターで挙行され、ロベルト・カコ市長から代理のミナガワ・アルゼンチンSGI理事長に託された。
 「わが市が一番大変な時に、SGIの皆さまは心強い味方となってくださったのです」――ビジャ・ラ・アンゴストゥーラ市のカコ市長は振り返った。
 同市は、青く透き通った湖と豊かな緑に恵まれた、国内有数の美しい観光都市である。
 だが昨年6月、隣国チリの火山が噴火。国境から約40キロに位置する同市に大量の火山灰が降注いだ。家も、自然も、全てが灰色に染まり、街の中から色という色が“消えた”。ほとんどの交通機関がマヒし、市民生活にも大きな影響が出た。
 地元のSGIメンバーは即座に立ち上がった。「今こそ池田先生の指導を実践する時じゃないか」。青年部を先頭に、火山灰の除去を開始した。さらに浄水場にも灰が降り、飲み水が不足していることを知ると、1600キロ以上離れたブエノスアイレス市のSGI本部と連携を取り、8000リットルの飲料水を確保。皆で手分けして、配り歩いたのである。
 「SGIには素晴らしい青年たちがいる」――住民から、次々と寄せられる感謝の声。「彼らに学ぶべきだ」との意見も出始めた。
 昨年来には、環境展「変革の種子――地球憲章と人間の可能性」が同市内で開催され、創価の人間革命の哲学に反響が広がった。
 そして、今回の栄誉が市議会の全会一致で決議されたのである。
 授与式が行われた日は、創価の青年が師に後継を誓う「3・16」――会場には、師弟の精神を胸に、街の復興に走り抜いてきた青年たちの笑顔、笑顔が。
 市長は語った。
 「人間は自らのエゴを乗り越え、連帯できるということをSGIは教えてくれました。私は讃えたい。世界平和に尽くし、多くの青年を育てておられる池田博士こそ世界的な指導者である!――と」 (聖教新聞 2012-03-19)