病魔に打ち勝つ信心を

2012年3月31日(土)更新:1
【御書とともに 〈73〉 名誉会長が指針を贈る】
 すでに仏になるべしと見へ候へば・天魔・外道が病をつけてをど(威)さんと心み候か、命はかぎりある事なり・すこしも・をどろく事なかれ、又鬼神め(奴)らめ此の人をなやますは剣をさか(逆)さまに・のむか又大火(たいか)をいだくか、三世十方の仏の大怨敵となるか (法華証明抄、1587ページ)
〈通解〉 (南条時光が)もはや成仏しそうになったので、天魔・外道が病気にさせて脅そうと試みているのであろうか。人の命には限りがあることであり、少しも驚いてはならない。また、鬼神どもよ。この人(時光)を悩ますとは、剣を逆さまにのむのか。自ら、大火を抱(いだ)くのか。三世十方の仏の大怨敵となるのか。

《同志への指針》
 日蓮大聖人は、門下に襲いかかる病魔を烈々と叱り飛ばしてくださっている。
 御本仏がついてくださっているのだ。師も同志も祈っている。断じて病気に負けてはならない。一切は成仏するための試練である。強盛に祈ろう。題目の師子吼には病魔も逃げ去る。
 広布のために生き抜いてみせるとの一念で、仏の大生命を湧現させるのだ。 (聖教新聞 2012-03-31)