「わが人生の勝利の金字塔」を、日々、誇り高く建設していこう

2012年4月24日(火)更新:3
【名字の言】
 東京・信濃町創価学会本部周辺に今、力強い建設の槌音が響く。今月の本部幹部会でも紹介された、今秋落成の「創価文化センター」と、明年秋完成の「総本部」である
 会館を建設することは、戦後、学会の再建に着手した時からの戸田第2代会長の夢だった。池田名誉会長によって今日、日本中、世界中に広布の宝城がそびえ立つ時代になった。会館建設について語る時、名誉会長がしばしば振り返る師との思い出がある。小説『新・人間革命』に綴られている
 2人で都内を歩いていると、どしゃ降りの雨になった。傘もなく、タクシーもつかまらない。当時の学会には会館どころか車もなかった。目の前に、連合国軍総司令部の大きなビルが。名誉会長は言った。「必ず、広宣流布のための立派なビルも建てます」
 文豪ゲーテは建築物を「無声の音楽」と呼んだ。「建築から流れ出る雰囲気というものは、音楽の効果に近いものがある」と(エッカーマン著、山下肇訳『ゲーテとの対話』岩波文庫)。創価の宝城から流れるもの。それは、師弟不二の凱歌であり、共戦の同志の奮闘をたたえる讃歌である
 総本部を仰ぎ見る日を楽しみに、私たちは「わが人生の勝利の金字塔」を、日々、誇り高く建設していこう。(聖教新聞 2012-04-24)