死線越え使命を自覚

2012年4月28日(土)更新:6
【みんなの広場 心に刻む御書の一節】
 第2次世界大戦中、2度の玉砕の危機を免れ、ジャングルでの戦線を辛(から)くも生き延びました。終戦後は、母校の教師、地域の道場の柔道師範代などに。九死に一生を得て、“世のため、人のため”へと、人生観が大きく変わったのです。
 その後、創価学会に入会。求道心に燃え、御書講義で聞いた御文が「若干(そこばく)の人の死ぬるに今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり」(御書1451ページ)でした。五体に電流が走りました。
 “生死の境”から生還した意味――自身の使命を自覚できたのです。“これこそ求めていた生き方だ”と。
 入会57年。唱題根本に、「随力弘通」を肝に銘じています。師弟共戦の幸福人生に巡り合えたことに、ただただ感謝するのみです。 (聖教新聞 2012-04-28)