“何があっても笑顔”と決心

2012年5月17日(木)更新:9
【障がい・病気と共に生きる 親子体験記(上)】
 結婚4年目に授かった長女の成長に不安を感じたのは、2歳の誕生日を迎えようとしていた時です。
 なかなか一人歩きができず、専門医に受診すると、脳性まひによる歩行障がいと診断され、目の前が真っ暗になりました。
 でも、娘のためにできることは何でもしようと夫婦で話し合い、努力と忍耐の日々を開始。クラッチ(前腕部支持型のつえ)を2本用いての歩行にも挑戦し、機能回復に良いといわれる治療やマッサージには、惜しまず通いました。
 入院、手術、リハビリの繰り返しを、親子で乗り越えながら、私は“心の障がいは断じて負わせない”と決心し、何があっても笑顔で接し、プラス思考の励ましを続けました。
 あっという間の27年間。池田先生の励ましに必ず宿命転換できると希望を持ち、今日を迎えることができました。
 娘は5年前、縁あって結婚し、2人の元気な子どもに恵まれ、現在、6人家族でにぎやかに、報恩感謝の日々を送っています。 (聖教新聞 2012-05-16)