不屈の“みちのく魂”で勝つ

2012年5月24日(木)更新:3
【きょうの発心】
御書  此の八万法蔵を我が心中に孕(はら)み持ち懐き持ちたり我が身中の心を以て仏と法と浄土とを我が身より外に思い願い求むるを迷いとは云うなり(三世諸仏総勘文教相廃立、563ページ・編1226ページ)
通解  この八万法蔵を我が心のなかにはらみ、懐き持っているのである。それなのに我が身中の心で、仏と法と浄土とを我が身より外にあると思い、外に願い求めていくのを迷いというのである。

 自身の生命が妙法の当体であることを信じられない迷いの心を戒められた一節です。
 10年ほど前、椎間板ヘルニアになり、悩み苦しんだことがありました。自らの境遇を嘆くばかりの時期もありましたが、徹して題目を唱え抜いた時、この御文の通り、自身の一念に全てを打開していく力があると気づいたのです。そして祈りの姿勢が変わった時から、病状も快方に向かいました。
 東北は未曽有の大震災に直面し、今も苦難の真っただ中におかれている方が数多くいます。しかし、そうした境遇を強き一念で切り開きながら、不屈の“みちのく魂”で前進しています。自ら被災しながら献身的に行動し、地域の希望と輝く青年も多くいます。
 「最も大きな難を受けた東北が、最も勝ち栄えていくことこそが、広宣流布の総仕上げ」との池田先生の言葉の通り、東北健児が先頭に立って、全国へ友情の対話を大きく広げてまいります。 (聖教新聞 2012-05-24)