勇気をもって仏縁の拡大を

2012年5月31日(木)更新:2
【御書とともに(80)名誉会長が指針を贈る】
 「以何令(いがりょう)衆生・得入無上道」の御心(おんこころ)のそこ順縁・逆縁の御(おん)ことのは已(すで)に本懐なれば暫くも持つ者も又本意にかないぬ又本意に叶はば仏の恩を報ずるなり (持妙法華問答抄、467ページ)
〈通解〉 「なんとしても、衆生を無上道に入(い)らしめ(速やかに仏身を成就させたい)」との御心の底、順縁・逆縁の者も共に救おうという御言葉は、まさに仏の本懐であるから、少しの間受持する者もまた本意にかなうのである。また本意にかなうならば、仏の恩を報ずることになる。

 《同志への指針》
 仏の願いは、一切衆生の救済である。素直に仏法を信じる順縁の人はもちろん、反発する逆縁の人であろうと、仏縁によって、最後はその人が幸福になる。それが、仏の最大の喜びである。
 ゆえに、友のために勇気をもって語り、仏縁を拡大することこそが、仏の本意に叶う、大慈悲の行動となるのだ。 (聖教新聞 2012-05-31)