わが友に贈る・寸鉄・随筆 我らの勝利の大道 他

2012年6月21日(木)更新:5
【わが友に贈る】
 「真剣」の二字に 慈愛と祈りが表れる。 信頼と連帯が築かれる。
 一日一日を勝ち取り 偉大な歴史を残せ! (聖教新聞 2012-06-21、以下同)

寸鉄
●SGIの運動は平和の心を社会に還元―教授(アメリカ)。世界の人間共和の光源と。
●東京「足立女性の日」万歳 師弟の心輝く幸福女王! 希望と和楽の民衆城築け
●学び抜いた者だけが勇気と見識と知性を備える―福翁。君よ行学の剣磨け
●震災後、科学者への信頼下落―白書。教訓生かせ。「人間の為」の視座忘れず
●内戦・飢餓で世界の難民80万人突破―国連。悲惨なき世界へ英知を結集。

【随筆 我らの勝利の大道〈75〉 青春の華 幸福の太陽(上)「対話」と「励まし」こそ平和の光源】
●「過去に法華経の結縁強盛なる故に現在に此の経を受時す、未来に仏果を成就せん事疑有るべからず」(御書一三三七ページ)
●宿縁深く妙法で結ばれた家族や同志は、生死を超えて、永遠に一緒に仲良く「常楽我浄」の旅路を進んでいけるのだ。
●「あら、まだ信心してなかったの。早くしないと損をしますよ」
●信心は最高の幸福の大道である。戦うべき時に臆病や迷いで戦わないのは、結局、自分が「損」をしてしまう。思い切って戦い抜けば一生涯の「得」になる。
 この大事な「価値論」を、最前線の母たちが完璧に会得し、実践している。ここに学会の強さがある。
●「人生、いろいろなことがあるけど、どんなことがあっても、学会についていけば、絶対に間違いないよ」
●「私は思うのだ。世界中の母親たちが息子たちに向かって、『お前は戦争で人を殺したり、人から殺されたりするために生まれたのではないのです。戦争はやめなさい』と言うなら、世界から戦争はなくなる、と」
 全く、その通りである。人類は、真実の賢者たる母たちの声に素直に耳を傾けて、世界不戦の段階へと進んでいかねばならない。
 生命を育む力。
 生命を尊ぶ心。
 本来、「命」そのものに国境も差別も格差もない。あってはならない。それを誰よりも実感し知悉しているのは、女性である。
●フランスの哲学者アランは、名著『幸福論』の中で、「正義をつくりだすことによってのみ、平和が存在するのだ」と喝破した。
 そのためには、「正しいものは正しい」と、正義を言い切っていく勇気が根本となろう。
●「都(すべ)て一代八万の聖教・三世十方の諸仏菩薩も我が心の外に有りとは・ゆめゆめ思ふべからず」(御書三八三ページ)と仰せの通り、全て自分自身の中にある。
●「自らの生を汚しうる最大の不道徳、それは怠惰と無関心なのです」とは、フランスの作家ジョルジュ・サンドの指摘であった。怠惰と無関心は、結局、自身の人生を傷つける。
 残念ながら、現代社会には、自分さえよければいいといった利己主義や、人間関係を「煩わしい」といって避ける風潮がある。
 しかし、昨年の東日本大震災の苦難の中で、あらためて「支え合い」「励まし合い」の「心の絆」の大切さが見直されてきたといえようか。
 なればこそ、何ものにも壊されない「心の財」を積んできた、尊き地湧の同志たちの存在が光る。

【新・人間革命 厚田 六】
●伸一には、厚田村に恩師・戸田城聖の精神をとどめる「記念の城」をつくろうとの強い思いがあった。その構想は、三世の師弟旅を象徴する壮大な墓地公園となって結実していくことになるのである。
 一方、北海道の同志もまた、「北海道は、牧口初代会長、戸田第二代会長を育み、山本会長が民衆勝利の歴史を開いた天地である。ぜひ北海道に、師弟の精神を刻印した墓園を建設したい」と、熱願していたのだ。
 師の顕彰がなされてこそ、その精神も、思想も、行動も、永遠に継承されていく。

【師弟の大道を歩む 新しい力で時代を開け!(40) 地域の繁栄を開く主体者に 「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ」】
●原田 池田先生は、団地を「小さな合衆国」と表現されたことがあります。お互いの安心と幸福な暮らしのために協調し合っていく姿を例えたものです。その期待の通りに、「無私の精神」で行動されているのが団地部の皆さんです。
●正木 千葉県白井市の団地では、長年、団地のために尽くしてきた支部副婦人部長が自治会顧問を務め、“団地の世話役”として皆さんに親しまれています。昨年の東日本大震災にあっては、学会の同志が中心となって安否確認や炊き出しを行いました。  日常的に一人暮らしの高齢者に声を掛ける取り組みを行っていたことが、いざという時に力を発揮し、住民の方から感謝が寄せられています。
吉井 池田先生が団地部の方に贈られた指針は、そのまま、地域友好に励む全同志の指針となります。  先生は若き日に東京・大田区の青葉荘に住まれたことを振り返り、「信心は最高の生活法だ。戸田先生の弟子として、このアパートの中で接しゆく方々を妙法の功徳で包んでいくのだ」との思いで日々真剣に祈ったと語っておられます。
津田 「私はいつもいつも、爽やかな挨拶を大事にした。皆、縁深き方々である。何か意味があって、このように近所におられるのだと、大切にしていった。でき得る限り、友好と親交を結ぶことを心がけた」とも述べておられます。
棚野 「声仏事を為す」(御書708ページ)です。友情も挨拶から始まります。
金沢 仏法の視点に立てば、同じ団地内に住むのも、同じ地域内に住むのも、「縁」あってのことです。それを自覚し、祈りを根本に、声を掛け、仏縁を広げていく。仏法者としての大切な振る舞いです。
原田 「其の国の仏法は貴辺にまか(任)せたてまつり候ぞ」(同1467ページ)です。私のいる地域の幸福と繁栄は、ほかの誰かではなく、私自身が開く!――この使命に立って主体的に行動するとき、近隣友好は深まっていきます。
●原田 どれだけの人を励まし、人材を育成してきたか――これがリーダーの真価です。朝晩の勤行・唱題で友の成長を真剣に祈り、激励に徹していきたいですね。

【きょうの発心 報恩感謝で青年学会を拡大】
御書  一生はゆめの上・明日をごせず・いかなる乞食には・なるとも法華経にきずをつけ給うべからず(四条金吾殿御返事、1163ページ・編1018ページ)
●どんな境遇になろうとも、信心の戦いは一歩も引いてはならないと仰せです。

【信仰体験 生き抜く力を呼び起こす 摂食・嚥下障害看護の認定看護師 同志の真心に応えたい 50歳からの挑戦で難関突破】
●口から食べられる喜びが、これほどの生命力を呼び起こすのかと衝撃を受け、「摂食・嚥下障害看護」の認定看護師への挑戦を決断した。
●「皆さんの使命は、大きく、あまりにも尊い。偉大なる生命の可能性を信じ、生死の断崖に断つ友に、生き抜く力を贈っていくのだ。広宣流布といっても、『一人』を救うことから始まる。これが、永遠の大法則であることを断じて忘れてはならない」
●「技術と知識と人格とが一体になった『人を癒す芸術家』」との名誉会長の指針を胸に、さっそうと使命の道を歩む。

【“人に尽くす”開発 エレクトロニクス実装学会で技術賞】
●「開発では、各自が担当分野の責任を第一に考え、視野が狭くなりがちです。仕方のないことですが、互いの力を結ぶことが、ものを生み出すには不可欠だと感じました。」
●「『英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな』との池田先生の指導を胸に、人類の平和に尽くす技術者でありたい」

【国際麻薬撲滅デーに寄せて(上)薬物の乱用防止 家庭での取り組み】
●「いらない!」と言える子に
●薬物は、脳の神経系を傷め、無気力や記憶障害を起こさせます。記憶、感情そのものを全て駄目にする。そして、幻覚や幻聴、被害妄想の症状も発症させます。
 薬物には、強烈な快楽があり、一度でも、快楽を味わった人間をとりこにし、中毒状態にします。そして、その人間を骨の髄まで壊していくのです。
 薬物に手を染めたら、人生の奈落の底に落ち、体がボロボロになって、行きつくところまで行かないと変えられない。恐ろしいことですが、それが現実です。
●「明日のために努力すれば、きっといいことがある」