国民政党として責任果たす公明

2012年6月28日(木)更新:3
【波紋 国民政党として責任果たす公明】
 民主、自民、公明の3党は21日、社会保障と税の一体改革で正式合意した。そして、関連法案が26日、衆院本会議で可決された。
 先日の本紙に載った山口代表の3党合意に関する講演要旨を読んで、国民生活を守るために勇気ある決断であったと思うと同時に、これまで公明党を支援してきた人間として誇りを感じた。
 これまでの野党であれば選挙目当てで、消費税増税という庶民に重くのしかかる痛みに対し、有権者の人気取りを狙って何でも反対を押し通していたであろうが、わが国の財政赤字やいまだめどの付いていない東日本大震災の復興などの状況を考えた時、一日たりとも政治空白が許されないことは、誰の目にも明らかだ。
 一つのハードルを乗り越えられない党が、どうしてその先の改革を成し遂げることができるであろうか。
 庶民の日常生活を考えると、厳しい選択であったことは言うまでもないが、いずれ避けて通れない問題は先送りせずに速やかに決着をつけていくことが重要である。公明党の取った行動こそ国民政党として責任を果たした証しではないだろうか。〈東京都町田市 62歳〉 (公明新聞 2012-06-28)