わが友に贈る・寸鉄 他

2012年6月28日(木)更新:4
【わが友に贈る】
 さあ躍動の7月へ 青年が先頭を征け!
 生き生きと舞い、走り 希望の沃野を開け!
 大誠実の丈夫たれ。 (聖教新聞 2012-06-28、以下同)


寸鉄
●「確かな哲学を持つ創価の青年は文明建設の力」日本の学者。俊英よ輝け  
●人は勇敢であればあるほど幸せである―哲学者(セネカ)。民衆勝利へ恐れなく前進
●南無妙法蓮華経と唱えるは常楽我浄の四徳の香(かおり)。希望の薫風を友のもとへ
●節電は無理なく無駄なく心地よく。室温28度に。適度な水分・塩分補給も
振り込め詐欺の有力情報に報奨金―某自治体。衆知集めて邪鬼を退治せよ


【女性は慈愛と文明の源 インドネシア・ワヒド元大統領夫人が創価大学で講演】
●元大統領と池田博士は語り合った 本来、イスラムも仏教も人類の平等と調和を熱望
●「二人の放つ平和の精神が、一人一人の心の中で輝き、人生で実現されることを祈念します」


【新・人間革命 厚田 十二】
●この恩師の遺言を、生死不二の原理に照らしていうならば、再び新たなる生命を蘇らせ、共々に広宣流布に戦っていこうとの意味でありましょう。
●この恩師ゆかりの厚田の大地は、私にとって“心の故郷”であります。これからも、この地を訪れ、生涯にわたって同志を守り、恩師の遺徳を偲びながら、広布開拓の歴史を創っていきたいと念願してやみません。
 皆さん方も、苦しい時、辛い時、行き詰まった時には、この地を訪れて墓参し、唱題して、恩師の心をわが心とし、蘇生して帰ってください。そして、広宣流布への満々たる闘志をたぎらせ、生死不二、師弟不二の旅をしていっていただきたいのであります
 この日は、戸田講堂の晴れの開館の儀式である。伸一は、“今日は厳しいことは言わず、ここで話を終えようか”と思った。
 しかし、広宣流布の道は常に険路である。この先、何が待ち受けているかわからないのが現実である。そう思うと、彼は、皆の覚悟を促さないわけにはいかなかった。


【師弟の大道を歩む 新しい力で時代を開け!(42) さあ「師弟の月」「青年の月」を勢いよく前進 使命の場所で勝利の旗を!信越から輝く人材が陸続と】
●正木 牧口常三郎初代会長と共に軍部政府と対峙して戦時中の悪法で捕らえられた戸田会長が出獄し、また池田先生が無実にもかかわらず不当逮捕された「7・3」。拘置所を出た池田先生が大阪大会で“最後は、信心しきったものが、また、正しい仏法が、必ず勝つ”と師子吼された「7・17」。ともに重大な意義をもつ創価の師弟原点の日です。
清水 今年は、その裁判の無罪判決から50年。池田先生は戸田先生を守り、学会と同志を守るため、一身に難を受け、道なき道を切り開いてくださいました。今日の世界192カ国・地域に広がる学会の姿を、誰が想像したでしょうか。
原田 「師弟」といっても弟子で決まります。学会の大発展は、師の教え通りに戦い、一人一人を励ますなかで広布を拡大し、師の構想を具体的に実現した弟子の勝利の証しです。
清水 日蓮大聖人は「総じて日蓮が弟子と云って法華経を修行せん人人は日蓮が如くにし候へ」(御書989ページ)と仰せです。弟子に「日蓮が如く」と呼びかけ、自ら妙法流布の先頭に立たれました。師弟が同じ心で進むなかに、拡大の突破口があります。
吉井 池田先生は、若き日からの闘争を、こう振り返っておられます。  「“(戸田)先生ならどうされるか”と、心で師弟の対話をしながら、壮大な構想を練り、祈りに祈り、戦いを起こした。誓いを忘れず、自分の使命の場所で、師弟の勝利の旗を掲げ抜いてこそ、真の弟子であるからだ」と。
清水 私たちも毎日、聖教新聞の小説『新・人間革命』や各連載などを読み、師匠の指導を学んでいます。師を求める心と広布拡大の情熱がある人は、成長の日々を送れます。
日比 多宝会の皆さんは、「大変なときもあったけど、池田先生と一緒に頑張ってきて本当によかった」と語られます。
杉本 師匠にお応えしようと祈るなかで勇気と智慧が湧きます。「今日は充実した一日だった。明日も頑張ろう」と思える毎日を過ごしていきたいですね。

●原田 いま“婦女一体”や“壮男一体”など、壮年・婦人部が男子部、女子部、学生部と一緒に活動する取り組みが定着してきました。そこで大切なのは「あくまで青年部の主体性を生かす」という点です。
正木 大事な視点ですね。若い人と関わると、先輩はどうしても「われわれが男子部の時はこうだった」とか、「昔はこのようにやっていた」などと言ってしまいがちです。壮年・婦人が青年部時代に戦っていた思いや精神性を伝えるのは重要なことです。しかし、昔の考え方や形式まで押しつけてはいけません。時代は変わっています。
杉本 そうですね。創価青年学会の主役は青年部です。青年の無限の力をどう引き出し、生かしていくかを考え、祈り、励ましていくのが私たちの使命です。そして自分たちも青年の息吹で進んでいくことです。
清水 池田先生は、こう指導されています。 「(学会の)大発展の力こそ、『青年が大事だ』『青年を大切にしよう』との戸田先生の一念であった。先輩の幹部は、青年を叱り飛ばしたり、アゴで使うようなことがあってはならない。もちろん、青年には訓練が必要である。しかし、何よりも、“学会のため、地域のため、日本の平和、世界の平和のために働いてもらいたい。大きく伸びてもらいたい”――そういう祈りをもって青年を育てていくことだ。慈愛の心で、温かく励ましていくことだ」と。


【社説 人生に「学の光」添える創大通教】
●学ぶ人には喜びがある。発見がある。成長がある。その充実感は、誰もが得られる“知の利剣”によるものである。
 「学ぶこと」について、アインシュタインは「一生涯子どものままでいさせてくれる領域」と表現した(『アインシュタイン 希望の言葉』志村史夫訳)。
 脳科学の見地では、脳の秘めた可能性が指摘される。「誰しも境遇や年齢、性格などにかかわりなく、飛躍的な成長を遂げたり、劇的な変化を遂げる」のだ(茂木健一郎著『脳を活かす勉強法』)。
 学問に制限はない。向学の意欲さえあれば、いつでも、どこでも、誰でも学ぶことができ、頭脳は開花するのだ。
●学習動機も趣味・教養といった「自己完結型」の枠を超え、得た知識を地域活動の現場で生かす「社会貢献型」へと深化しつつある。その現場で生じた課題の解決に向けて、学を深めるといった「学びの循環」も見られる。高齢社会、東日本大震災などの影響から、「死をめぐる学び」にも注目が集まる。
創立者として出席した創価大学の卒業式(昭和50年)では、大学卒業後を「自分で自分を教育する生涯教育コース」と位置づけ、「充電」(学ぶこと)と「発電」(社会に役立てること)を繰り返す“循環型”の向学の人生を訴えている。  
●学は光、無学は闇――「学ばずは卑し」である。日々、頭脳を“充電”し、「学の光」を放つ人生を歩み続けたい。


【きょうの発心 誓願の題目で地域を「寂光の都」に】
御書  我等が居住して一乗を修行せんの処は何れの処にても候へ常寂光の都為るべし(最蓮房御返事、1343ページ・編481ページ)
●御本尊根本に広布を進める場所は、どこであれ仏国土となる、との仰せです。
●逃げ出したくなるような厳しい現実に直面した時にこそ、師匠と“心の対話”を交わし、誓願の題目を