両国友好と世界平和への献身 偉大な人間的魅力に深く感動―劉院長
2012年7月3日(火)更新:1
【中国の名門芸術団体・陝西省歌舞劇院が池田大作名誉会長を名誉院長に】
中国が誇る名門芸術団体「陝西(せんせい)省歌舞劇院」から、民音創立者の池田名誉会長に「名誉院長」称号が授与された。長年にわたる日中友好への貢献と世界平和への尽力を讃えるもの。授与式は2日、東京・信濃町の民音文化センターで行われ、同劇院の劉慶院長、中国人民対外友好協会文化交流部の馬小明主任らが出席。代理である民音理事の池田博正副理事長に証書が託された。また席上、名誉会長が同劇院に詠んだ漢詩が贈られた。
民音文化センターのロビーに、「推挙の辞」を読み上げる劉院長の力強い声が響く。
「池田先生が、中日両国人民の友誼と相互理解を増進するためになされてきた弛まぬご尽力を、深く尊敬申し上げます。また先生の偉大な人間的魅力と世界平和に献身されるお姿は、私たちに深い感動を与えてくださいました」
「私たちの敬意を表すため、ここに池田大作先生を『陝西省歌舞劇院』名誉院長に推戴いたします」
劉院長がそう告げると、会場から万雷の拍手が起こった。70年以上の歴史を有する陝西省歌舞劇院。「曲は口から離れず、拳は手から離れず」とのモットーが示す通り、歌と踊りの鍛錬の積み重ねによって、中国を代表する歌舞団に発展した。これまでに40以上の国・地域で“人間芸術の極致”を披露し、反響を広げてきた。
現在は、日中国交正常化40周年を慶祝する同劇院の民音特別公演「唐代楽舞詩『長安の月』――絢爛たる王朝の舞と調べ」が全国各地で開催されている。
◆名誉会長が漢詩を贈る
歌舞悠悠縹渺間
絲綢之路民音伝
大和文化源何在
遙憶遣唐風浪船
〈大意〉
妙なる歌と舞が
日本において伸びやかに演じられ
シルクロードの音楽が
民衆の歌声(民音)と共に伝わる。
大和文化の源流は、いずこにあるのか。
勇敢に嵐の海を乗り越えて
文化を学び求めた遣唐使の交流に
はるかに思いを馳せずにはいられない。
※縹渺(ひょうびょう)の間とは、白居易の「長恨歌(ちょうごんか)」に詠まれ、日本を指すとされる。民音とは、「民の声」も意味する。
(聖教新聞 2012-07-03)