悩みは“前進を妨げる逆風”から“成長への追い風”へと変わる

2012年7月11日(水)更新:1
【名字の言】
 未来部担当者の体験談を聞いていた女子高等部員が、話が終わった後、そっと歩み寄ってきた
 担当者の話は、中学生の頃の円形脱毛症を克服した体験。突き刺さるような他人の視線に苦悶の日々を送るが、池田名誉会長の『青春対話』に勇気をもらい、乗り越えたと語った
 「実は私も……」と高等部員は口にした。同じ症状に悩み、唱題根本に頑張っているという。彼女と接し、担当者は言った。「苦しい経験も無駄じゃなかったと、やっと実感できました」
 妙法に生き抜くと一念を定め、広布の実践に励む時、悩みは“前進を妨げる逆風”から“成長への追い風”へと変わる。さらに、他の人々に同苦し、励ますための糧として生かし切っていける。青春の悩みは、ずっと続くように思いがち。悩みにとらわれるのでなく、見おろす強さを得るためには、人生の先輩からの激励が不可欠だ。名誉会長は「未来ジャーナル」の連載「未来対話」で、「つらいことがあった時に、『大丈夫だよ』と声をかけてくれる友がいるだけで、心が温かくなる。豊かになる。苦悩と戦える」と語っている
 良き兄、良き姉として、共に平和と幸福を目指す同志として、未来の宝を励ます「創価ファミリー月間」としたい。 (聖教新聞 2012-07-11)