遠回りの“40年”取り戻す日々を

2012年8月5日(日)更新:1
【声】
 私は先月の25日で、入会50年を迎えました。とはいうものの、10年前までの40年間は、活動から全く遠ざかっていました。
 精神的苦痛に満ち、生活面でも余裕のない日々でしたが、信仰に目覚めることはありませんでした。そんな私が10年前、呉の地で、ある方から声を掛けていただき、学会活動に参加できるようになったのです。
 それまでは人間不信で、人前で話すのが大の苦手。いつも、生命が一歩引いたような状態でした。でも、活動を始めてからの10年間で、遠回りした“40年分”を取り戻すことができたように思えます。
 いつも温かく見守り、支えてくださる地区の同志の皆さんに、心から感謝しています。今、白ゆり長、地区新聞長として、皆さんと一緒に活動できる自分がいます。頑固でひねくれ者だった私が、ここまで変われるとは、夢にも思いませんでした。
 広宣流布という偉大な目標に向かい、新聞の購読推進や拡大にまい進できることを、うれしく思います。
 また、3年前に脳出血を起こし、左半身のしびれと痛みが残っています。発心する以前の自分でしたら、すぐに諦めていたでしょうが、今は違います。
 日蓮大聖人は、「病によりて道心はをこり候なり」(御書1480ページ)と仰せです。この御金言や、池田先生のスピーチを支えに、真剣に祈って、必ず病気に打ち勝っていきます。 〈広島県・67歳〉 (聖教新聞 2012-08-05)