生活のリズムを考える際は、「1週間」を基準にするのがよいという

2012年9月5日(水)更新:5
【名字の言】
 夏休みが終わり、街に登下校の風景が戻った。生活のリズムを取り戻すのに一苦労という児童や生徒もいるだろう
 スケジュールには日、週、月などの単位があるが、“生活のリズム”を考える際は、「1週間」を基準にするのがよいという。うつ病睡眠障害が専門の西多昌規医師は“「1日」「1カ月」よりリズムに乗りやすく、「頭の中」でイメージしやすい”と、「週単位」で考えることを提唱している(『水曜日に「疲れた」とつぶやかない50の方法』朝日新書
 もちろん、「1週間」が該当しない場合も多い。厚生労働省の調査によると、労働者の約2割が深夜業務に携わる。西多医師は、「夜勤明けはサングラスをかけて家路に就く」など、交代制勤務の人々にも具体的な助言を送る。朝の強い日光を避けることが、午前中の心地よい仮眠を助けるからだ
 学会活動の現場でも、「月曜日は協議会」など、“週間リズム”を確立すると、前進の勢いを生む。そのうえで、地域性やメンバーの勤務形態などを考えた柔軟な対応が必要だ
 「めりはりのある離合集散の活動のリズムをつくりながら、皆が何でも話し合える『仲の良い組織』を」と池田名誉会長。皆で知恵を出し合い、異体同心で勝利へ進みたい。
   (聖教新聞 2012-09-05)