私達の活動は全て広宣流布の聖業であり、最高の社会建設の実践である

2012年9月8日(土)更新:2
・『悪と戦わぬ善はありません。悪を打ち破ることが慈悲にもなるんです』
http://d.hatena.ne.jp/yoshie-blog/20140620/


【新・人間革命 厚田 六十】
 北海道幹部会で山本伸一は、皆の健康と長寿、一家の繁栄を願って、ともに勤行した。
 この席上、伸一は、北海道の研鑽御書を「御義口伝」と定め、皆で学んでいってはどうかと提案。賛同の大拍手が会場を包んだ。
 さらに彼は、大ブロック組織の重要性などについて語っていった。
 「大ブロックこそ、創価学会の縮図であり、大ブロック幹部は、地域広布の要です。
 学会活動のさまざまな事柄が、大ブロックに集約される。弘教や機関紙誌の購読推進、座談会の結集等々、日々、あれもこれも、たくさんのことが滝壺に降り注ぐように集まってくる。それを受けて立ってくださっているのが皆さんであることを、私は、よく知っております。しかも、生活のうえでも、さまざまな悩みをかかえておられるでしょう。
 ともすれば、疲れて、歓喜も失せてしまい、ただ言われたことをこなしているという感覚に、陥ってしまうこともあるかもしれない。しかし、受け身になってしまえば、力は出ないし、喜びもありません。
 そんな自分を、どう鼓舞していくか――実は、そこからが本当の信心の戦いなんです。
 受け身の生命を打ち破るために、私たちの活動は、すべて広宣流布の聖業であり、仏に代わって、仏の使いとしての誉れの行であること、また、最高の社会建設の実践であることを思い起こしていただきたい。
 そして、わずかな時間を見つけては、真剣に唱題していくことです。さらに、一行でも、二行でも御書を拝し、学会の指導を学び、なんのための信心であり、仏道修行であるかを、確認していくことです。
 また、信心の触発を与えてくれる先輩など、同志の存在が大事です。人間は孤立し、一人になると、どうしても弱くなってしまいがちです。そうならないために、互いに励まし合っていける善友が必要なんです」
 ゆえに大聖人も、法華経を引かれて、「悪知識を捨てて善友に親近せよ」(御書一二四四ページ)と叫ばれているのである。
   (聖教新聞 2012-08-24)