寸鉄・東北福光新聞・随筆 不滅の原水禁宣言55周年(上) 他

2012年9月8日(土)更新:5
【わが友に贈る】
 会合運営を支える 婦人部・香城会に感謝!
 広布の労苦は全て わが身を飾る福運に!
 健康・無事故を祈る! (聖教新聞 2012-09-08、以下同)


寸鉄
原水爆禁止宣言から55年 核兵器は絶対悪。恩師の平和の叫びを更に世界へ
●「池田会長は中日友好を何度も提唱。私は嬉しい」周総理。先見の人に信頼
●九州「宮崎の日」40周年。地域広布の模範の天地。勇敢な対話で連帯拡大を
●「戦う精神なくして信心はない」恩師。今こそ、弟子の闘争で歴史を残せ
●日本人の不安1位「老後生活や年金」と。公明よ立て! 国民の未来を守れ


【きょう「原水爆禁止宣言」発表55周年 原点の地・神奈川の若人が立つ 青年部に平和会議が発足 明年、戸田平和記念館で新展示】
●民衆の生存の権利を脅かす核兵器は、魔ものであり、サタンであり、怪物である。私の弟子ならば、全世界にこの意味を浸透させよ!――戸田城聖第2代会長は1957年(昭和32年)9月8日、横浜・三ツ沢の陸上競技場で青年に託す遺訓の第一として、「原水爆禁止宣言」を発表した。
 以来、55星霜。その師子吼は、原点の地・神奈川の青年に脈々と受け継がれている。
 このほど、男子部に「神奈川青年平和会議」(大川哲平議長)、学生部に「神奈川学生平和会議」(豊田正義議長)が新たに発足。草の根の平和運動をリードしてきた女子部の「神奈川女性平和文化会議」(青木沙也華議長)と共に、平和運動を多角的に進める盤石な布陣が整った。
 今後は、これらの会議を中心に「神奈川青年平和講座」を継続的に開催していく。


明治学院大学の高原教授が講演 第1回の神奈川青年平和講座】
●教授は、世界が常に偶発的な核戦争の危機にさらされている事実を指摘。軍事バランスでなく核兵器の残虐性を訴える「人道」の論理こそ廃絶への鍵であると述べた。


【新潟が勇気の前進 原田会長、本部長会へ】
●原田会長は「強敵を伏して始て力士をしる」(御書957ページ)の御聖訓を拝読。自身の壁を破る勇気の前進をと呼び掛けた。


【東北福光新聞 ロック・ザ・ハート ミュージックフェスティバル 東北学生部が復興祈念音楽祭】
〈福祉の道を志す〉
●「もしかしたら、この人とは最後かもしれない」と思うと、共に過ごす一瞬一瞬が、かけがえのない時間に感じられる。何事にも全力で取り組める自分になったような気がする。

〈大切な人を失って〉
●かけがえのない人たちを失って、「今の自分があるのは多くの人の思いがあるからだ」という事実に気付いた。
 だから「亡くなった人たちの思いを胸に、これからは私が頑張らなきゃ」と心に誓っている。

〈人を結ぶための勉強〉
●「このままじゃ何も変わらない。あいつらのためにも精いっぱい生きよう!」
●電気が復旧して、電源を入れた時に届いた、たくさんの着信履歴とメール。人と人とのつながりの大切さを感じた。だから、人と人とを結ぶ、通信技術の発達のために働きたいと思った。
●「復興の役に立つことが、亡くなった友達のために、自分にできることだと思うんです」

〈子どもの成長が復興〉
●「未来を担う子どもたちが可能性を十分に広げられるようにしたい。それが、そのまま復興につながると信じています」

〈明日を祈る〉
●「それでも今は、何とか前を向こうと、皆さん、それぞれのペースで頑張っています。地域の憩いの場所となるよう、新しく店を構えた方、家を建て直し、新居を再び会場として提供されている方もいます。学会員の底力はすごい。本当に頭が下がります」
●「何より、この地域は、師匠から『一0(イチマル)闘争』(昭和32年の弘教拡大)という、偉大な使命を託された天地です。師匠に応えようとする弟子の戦いに破れぬ壁はない。不屈の信心で、最後の最後に、必ず全員が、人生の勝利の王者と輝いていきます」


【随筆 我らの勝利の大道〈83〉不滅の原水禁宣言55周年(上) 「核なき世界」へ対話の拡大を! 後継の君たちよ進め!恩師の遺訓を胸に 平和と幸福を願う民衆の叫びは強し】
●響きゆけ
  おお 民衆の
      金の声

 私たちは叫ぶ。
 断じて平和を!
 不戦の誓いを万代へ!
 いかなる権力人(びと)の恫喝よりも、平和を願う草の根の庶民の勇敢な叫びは強い。

〈勇気と希望の選択〉
●「願わくは、我々が生きているうちに、この展示のように、人びとが一つになって、核兵器のない世界をつくりたいと思います」
 二十世紀、人類は、核兵器という魔性の産物をもたらしてしまった。
 二十一世紀を生きる私たちは、このあまりにも残酷な歴史を風化させることなく、断じて「核兵器なき世界」を築いていかなければならない。たった一つの地球を守るために、人類は一つになって進んでいかなければならないのだ。
●今後、この新展示が多くの人びとの目に触れ、「平和の心」「希望の心」「勇気の心」を育む一助になることを念願してやまない。
●「平和への第一歩は市民の声を聞くこと」
●「核兵器廃絶のために、日本の青年ができることは何でしょうか」
●「皆さんが、よい指導者を選ぶことです」

〈歴史的な大師子吼〉
●わが師は、人類の生存さえ断絶しかねない原水爆の本質を、国家や政治体制、人種や民族といった次元を超え、「人間生命」という深層から告発したのである。
 ある参加者は広島で被爆した友人を思い出し、平和な世界を築くために、師と共に、心固く歩んでいこうと決意を新たにした。

〈断じて許さない!〉
●「原爆などを使う人間は最大の悪人だ!」(戸田先生)
●「原子爆弾だけは許せん。アメリカでも、ロシアでも、どっちであっても、そういうことは断じて許さん」と。
 その発言には、仏法の生命尊厳の哲理を根底とした、核廃絶への揺るぎない思想的基盤があった。
 御聖訓には、「いのちと申す物は一切の財の中に第一の財なり」(御書一五九六ページ)と仰せである。この尊き生命を脅かし奪い去る魔性の暴力は、絶対に容認することはできない。
 東西冷戦下、世界の危機的な分断と対立が深まっていた一九五二年(昭和二十七年)、恩師は決然と「地球民族主義」を提唱された。国境やイデオロギーの壁を超えて人類を結ぶという先駆的な思想である。人類の生存を脅かす核兵器が、すべての人びとの共通の敵であるという叫びも、ここから帰結されるのだ。
●どの民族、どの国の人びとも、絶対に犠牲にされない世界の構築という恩師の理想に呼応するかのように、核廃絶への国際世論は高まっていった。
●私は、師の宣言の重大な意義を直感していた。ゆえに記録にも心を砕き、モノクロ(白黒)映像が主流だった時代に、カラーで撮影するなど手を尽くした。この大宣言を、後世永遠に残し伝えたい一心であった。

〈青年の連帯(スクラム)を!〉
●「自分の回りに平和をつくり出すことのできる者は、平和を愛する者です。それは力であり、しかも人間の最も大きな力の中の一つです」(ヴァイツゼッカー博士)
●この青年の勇気と連帯からこそ、恩師が喝破された“民衆の生存の権利を脅かす魔性”に打ち勝つ無限の力が生まれゆくことを、私は確信してやまない。

 青年の
  平和の旗は
   ここにあり


【きょうの発心 「信」根本の題目で病魔を克服】
御書  南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす(日女御前御返事、1244ページ・編1024ページ)
●「信」こそ仏道修行の要諦であると教えられた一節です。
●「どんな思うようにいかぬ苦境にあっても、忍耐強く、祈りまた祈り、未来への大道を切り開くのだ」(名誉会長)


【ターニングポイント 誇れる自分、育てます。 技術士環境アセスメント士】
●松沢、と声を掛けられた時、胸が温かくなった。それだけで、自分という存在には価値があるのだと思えた。
 心の中で、何かが動き出していく。
●「努力はうそをつかない」――学園時代に創立者の池田名誉会長から学んだこと。一度は忘れかけていた。だから、もう間違えない。
 ゆっくりでいい。着実に、自分の中身をつくりたい。己に恥じない、誇れる自分になるために。


【エンターテインメント スポットライト 女優 仲里衣左 挑戦の中に発見も希望も 火曜午後10時 NHK総合「つるかめ助産院〜南の島から〜」】
●「どんな状況でも出会いと希望があれば人は変われる」
●「思い込みを捨てて、とりあえずやってみること。そうすれば新しい発見があるし、希望も生まれる」


【エンターテインメント シネマ 感動をはるかにこえる衝撃 「アシュラ」 さとうけいいち監督 生に対するすさまじい執着】
●戦乱で家を焼かれ、正気を失う母親。長引く干ばつで作物がとれず、飢えにあえぐ農民たち。累々と横たわる死人で大地は覆われ、人々の心は悪意と憎悪に支配されていた。
●主人公は、地獄絵のような世に産み落とされた少年・アシュラ。親に殺されかけ、命あるものを食らうケダモノとして、ひとり生きてきた。
 ある日、瀕死の重症を負ったところを若狭という少女に助けられる。言葉を覚え、初めて感情を持つアシュラ。その姿を見た法師は、心があるから苦しみや悲しみを感じるのだと説く。ケダモノから人間へ――。少年は己と向き合い始める。
●人は何のために生きるのか。その答えの無意味さを突きつけるように、アシュラは生に対してすさまじい執着を見せる。喜びも幸福も知らずに育ったアシュラは、絶望の淵にあっても生きることをやめない。待っているのが苦しみだけだとしても、食うものを求めて戦い続けるのだ。
 これ以上のメッセージがあるだろうか。


【スタートライン “100%勝てる自分になる” プロボクサー 粟生隆寛さん】
●まず「最悪の自分」を想定するんです。「こんな自分じゃ勝てない。これじゃだめだ」って。そこから自分を奮い立たせ、つくり上げます。練習で自分を追い込んで、だめなところを一つ一つ潰していく。そうやって自分のボクシングの完成度を高めていくと、“100%勝てる”という自信になるんです。
●相手をどう攻略するかも大事なんですけど、やっぱりいかに自分のボクシングの完成度を上げるかの方が大事。やるべきことをしっかりやる。そうすれば、勝ちは後からついてくると思っています。
●今の目標は、強くなること。世界中のボクサーから、「あいつと戦いたい」と思われる存在になりたい。そこで勝って初めて意味があるというか、価値が大きいと思う。夢って、いつまでもなくならないものです。