報恩こそ最上の栄光

2012年9月9日(日)更新:7
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 9・14 東京北区の日 おめでとう! 報恩こそ最上の栄光】
 わが永遠なる人生の師 戸田城聖先生に 私が初めてお会いしたのは 昭和二十二年の夏 八月十四日の夜であった。 この日この時より 師弟の旅路が始まった。
 師弟の道は 明るく誇り高い。 それは最極の正義の道だからだ。
 師弟の道は 何も恐れない。 それは 無敵の真実の道だからだ。
 蓮祖は言われた。 「今の法門 説き聞かせ候えば 未来までの仏種になる」
 師と共に! 我らは 縁(えにし)を結ぶ人びとの 心の大地に 未来永遠にわたる 希望の種を 幸福の種を 平和の種を 勝利の種を 深く広く蒔きゆくのだ。
 私は断じて 魔物には負けない! 悪党たちには負けない! 共に戦う 彼の顔(かんばせ)も 彼女の姿も 神々しいほどであった。
 荒れ果てた道の両脇には 美しい雑草が 春光に照らされて 生き抜いていた。 彼は勝った! 彼女は勝った! まさしく 善のために勝った。
 師は 来る日も来る日も 四面楚歌の環境のなかに 耐えておられた。 格別つらいとは 思っていないし 感じてもいない。 真の愛弟子がいたからだ。
 古今東西 最も美しく 最も尊く 最も強き生命の劇は 師弟の結合である。
 師匠への報恩―― それこそ 人間の至高の美徳である。 人生の最上の栄光である。
 師匠の教えを行動に移し 価値を創造して 勝利の歴史を残すことこそ 「最善の返礼」なのだ。
 おお 弟子は! 真実の師弟は! 命を賭して 命を懸けて 恩深き師匠を 断固と護りゆくのだ。 死力を尽くして護るのだ。 あらゆるものを 犠牲にして護るのだ。 そこにこそ 師弟の不二があるからだ。
 初代会長・牧口先生と 二代会長・戸田先生は そうであられた。 皆がご存じの通りだ。
 戸田先生と弟子の私も 同じ方程式であった。 師弟一体で戦い 師弟一体で苦しみ 師弟一体で今日(こんにち)まで 勝ちまくってきたのだ。
 わが信ずる 若き弟子たちよ! 私と共に 断固として進め! 勇猛に勝ち抜け! そして敵を一人も残らず 打ち破りながら 来る日も来る日も 金色(こんじき)の美しき 朝日を浴びながら 永遠に勝ちまくれ!
 (「わが人生の栄光を謳う 正義と真実の師弟の道」より)


●巡り来る9・14「北区の日」――淵源の記念撮影会で名誉会長は「幸せを満喫する人生の勝利者に」と語った。喜多の同志は毎年、戦い切った姿で、この日を迎える。そして師の大激励に応えんと、誓い新たに、人生の勝利へ大前進を開始する。

   (聖教新聞 2012-09-09)