法華経展・東北福光新聞・世界の機関紙誌から・スタートライン 他

2012年9月10日(月)更新:1
【わが友に贈る】
 後輩や新入会の友を 自分以上の人材に!
 これが学会の伝統だ。
 わが使命の地域に 自他共の幸福の城を! (聖教新聞 2012-08-25、以下同)


寸鉄
法華経展が神戸で開幕。人類共生の道示す希望の経典。英知の光を世界へ
●中部婦人部が太陽の励まし月間を前進。聡明なる女性の連帯で幸福を拡大
●全ての人間に独自の役目がある―哲人(エマソン)。人生は桜梅桃李。自分らしく進め
●副役職の友の活躍こそ組織発展の原動力。責任を果たす中に成長と歓喜
●「人間関係は人生において重要」と8割の若者。青春時代の友情こそ宝だ


【神戸の関西国際文化センターで きょう法華経展が開幕 “諸経の王”が放つ平和と共生の光】
●「我浄土不毀(がじょうどふき)」(我が浄土は毀(やぶ)れず)
●「最も感動したことは、神戸の方々が大震災を乗り越えて、見事に復興されたことです。そして大地震を経ながらも、希望のシンボルとして、創価学会があのように素晴らしい文化の城を築いたことです」(中国の国学大師・饒宗頤氏)
ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所が所蔵する法華経写本「ペトロフスキー本」は、第2次大戦中、ナチス・ドイツの攻撃から護り抜いた“人類の至宝”だ。
 サンクトペテルブルクにに立つロシア科学アカデミー東洋古文書研究所は、ナチスの攻撃が迫る中、写本群の保護に全力を注いだ。それは900日にも及ぶ命懸けの闘争だった。


【異体同心の団結で勝て 池田名誉会長がメッセージ 意気高く各部代表者会議】
●池田名誉会長はメッセージを寄せ、全世界の誉れの同志と共に、最高に晴れ晴れと入信記念日の「8・24」を迎えることができたと心から感謝。また「聖教新聞創刊原点の日」と、意気壮(さか)んなる「壮年部の日」を祝福し、広布に尽くす人が最も偉大であると訴えた。
 さらに御書の「法華経の行者は、信心において退転することなく、身において詐(いつわ)り親しむことなく、一切、法華経にその身を任せて、仏の金言の通りに修行するならば、たしかに、来世はいうまでもなく、今世においても災いを取り去り寿命を延ばし、最高に勝れた大果報を得て、広宣流布の大願をも成就できるであろう」(1357ページ、通解)を拝読。
 名誉会長は、あらゆる大難を受け切りながら、この御聖訓のままに祈り、戦い抜いてきた65年の心情を述懐。
 事実無根の冤罪による大阪事件の裁判に臨む際、戸田第2代会長から贈られた言葉「最後は勝つ。金は金だ。いくら泥にまみれさせようとも、その輝きは失せるものか」を紹介し、師弟不二の無限の勇気と確信こそ、一切の大闘争を勝ち抜く力であると強調した。
 そして、不思議なる宿縁で「地よりか湧きたる」友に、断固として広布と人生の勝ち戦の歴史を残してもらいたいと念願。学会の永遠の未来を開くには、今を勝ち切ることである。「祈りとして叶わざるなし」の題目で、「万事を成就する」異体同心の団結で、「何ものにも勝る」法華経の兵法で、朗らかに戦おうと呼びかけた。
 原田会長は、リーダーが最も困難な場所に飛び込み、壁を破ってこそ破竹の勢いは生まれると力説。正義と真実の対話で学会創立記念日を勝ち飾ろうと語った。


【名字の言】
●炎天下、白球を追い続ける球児の姿は、勝っても負けても、見る者に感動を与える。
●悔しさのあまり、彼は自身を責めた。
●「後ろを振り向くな」
●「人が大きく成長するためには、消化力が欠かせない」。
●消化力とは、失敗などから学び、血肉にする力という
 青春時代は悩みの連続。悩みや失敗、後悔があるのは当たり前。大事なことは、それらに負けないこと。悩みながら前へ前へと進むなかに、勝利のドラマは生まれ、人生の土台が築かれる。


【きょうの発心 生涯青春の気概で地域広布へ】
御書 但偏に思い切るべし、今年の世間を鏡とせよ若干(そこばく)の人の死ぬるに今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり (弥三郎殿御返事、1451ページ)
通解 ただひとえに思い切るべきである。今年の世間の様子を鏡としなさい。多くの人が死んだのに、今まで生き長らえてきたのは、このこと(法論)にあわんがためである。
●他宗との法論に臨む門下に、“このために今まで生きてきたのだ”との決意であたるよう、覚悟の信心を促された一節です。本部長として活動に励んでいた時、池田先生が会長職を辞任。寂しさとともに、師匠を守れなかった悔しさと宗門への怒りに震えながら、この御文を拝しました。
●「広宣流布の胸中の旗を断じて降ろしてはならない」「折伏の修行の法旗を決して降ろしてはならない」「一生涯の成仏の、信心の炎の光を消しては絶対にならない」(先生)と指導してくださいました。それ以来、弟子として戦えることへの喜びを胸中に刻み、走りに走り抜いてきました。


【東北福光新聞】
●「また津波が来たら……」。児童のことを思うと心の休まる時がない。
●「人を心から思いやれる人間になろうね」
●「被災地で育った子どもたちだからこそ、大きな使命をもって羽ばたいていける」
●「多くのものを失った人たちの悲しみはあまりにも深くて、軽々しく『頑張ろう』なんて言えませんでした。一生懸命に話を聴いて支えていくしかありませんでした」
 「身寄りがなくて、お一人で亡くなってしまった方には、気持ちを思いやりながら、ただ題目を送るしかありません。自宅を流されて仮設住宅に入った方が、涙を流しながら『なんにもなくなったけど、信心があるよね』ってニコッと笑顔を見せてくれた時には、私も一緒に笑いながら泣きました」
●「そんな中でも明るく、必死に前向きに生きようとする同志の姿を見ると、本当に元気をもらいます。私自身も、何があっても心だけは負けまいと思っています。生かされた命を皆の幸福のために使っていきたいと願っています」
●「笑顔でいることで、乗り越えられることがある。笑顔でいることで、幸せになれる。そう思うんです」


【世界の機関紙・誌から コミュニティー・カレッジの学務部長 信仰は希望 生きることは闘い! アメリSGI デボラ・ディチェザレさん 私を変えた池田会長の伝言 アメリカ「WORLD TRIBUNE」紙から】
●父はアルコール依存性で、その悪い影響で、私は、内気で、怖がりで、自信のない性格に育ちました。
 父が交通事故で働けなくなると、家族の面倒を見る責任が私の肩にかかってきました。やがて、家も車も手放し、若い私が、借金返済のために働かなくてはなりませんでした。
●“あなたは、必ず幸福になれます。私は、あなたの幸福を祈っています”(池田SGI会長)
●私は、いつも生き残りをかけるような、苦しみの連続で生きてきました。池田会長の言葉に出あうまでは、自分が幸せになれるなどと思ってもみなかったのです。
●会長は、私たちには絶対に幸福になれる力があること、真剣な信行学でそれが可能なことを、繰り返し語り、激励しています。
●師弟とは、単に師を称揚するという問題ではなく、師の心、意志と一体となって努力することが重要だと学びました。
 離日する日の朝のことです。猛烈な腹痛で急きょ入院。手術まで受けました。目覚めると、婦人部の方がベッドにじっと寄り添ってくれていました。感動しました。池田会長の伝言を携えて来られたのです。
 この試練を通じて私の深い宿業を転換できるとの、温かい励ましの伝言で、さらに「心配ありません。ご自身の人間革命の闘いの時です。御本尊を抱きしめて、一人立ち上がってください」とありました。
●どこにいようと、たとえ一人であろうと、勝ってください、と私に言われたのです。私は、自立した信仰者として、強い女性になることを誓ったのでした。
●日常的な内気と自己否定という、自分の根深い消極性へのさらなる挑戦の場でもありました。
●「私たちの置かれた立場や、合理的な考えに慣れてしまった頭脳では、不可能と思うでしょう。しかし、無量の力を御本尊は秘めていることを、大聖人は明確に教えていらっしゃる。これを信ずるか信じないかは、私たちの問題です」(小説『人間革命』)
日蓮大聖人も池田会長も、女性の重要性を強調されている
●彼は、私の論文をテーブルの向こうからこちらへ投げるようによこして、「それで、これがどうしたの?」と言うのでした。
 以前の私なら、もし権威ある立場の人にそんな態度を取られたら、不安で動転してしまったでしょう。けれども、この時は、彼の行為に惑わされることなく、自信に満ちあふれていました。
 落ち着いて、論文の根拠を説明しました。確信は揺るぎませんでした。すると、学長の態度ががらりと変わり、私は見事に質疑応答をやりおおせたのです。
 私は、何かが深いところで変わっていたことを感じました。もう内気でも、怖がりでも、自信喪失でもなくなっていたのです。仏法実践と師の思いに応えようとの不断の努力の結果、自分の可能性を信じる、強い、確信のある、幸せな人間に変わっていたのです。
●子どものころにつらい生活を経験した私が、尊厳と自信をもった女性となり、夫スティーヴと一緒に幸せな家庭を築いています。


【ターニングポイント 夢追う男のリアルな現実 漫画家 西原大太郎さん】
●「大ちゃんのおばあちゃんね、うれしそうに言ってたよ。『孫の漫画が売れるように祈ってる』って」
●「子ども兵の漫画を描いてみませんか?」
●08年2月。子ども兵の取材のため、アフリカ東部のウガンダへ。
●多くの人に出会った。LRAに従軍させられた女性。両目を失った元兵士。元・子ども兵だった男性は、涙ながらに悲惨な事実を語ってくれた。
 “自分に何ができるのだろう……”
 圧倒的な現実に、途方に暮れながらも、取材に歩くと、1人の小さな男の子が、私の後をついてくる。手をつなぐと、澄んだ瞳で笑ってくれた。
 貧困暮らし、地雷問題……悲しい現実の中、男の子の透き通るような瞳に見た、人間の強さ。
 “この瞳の輝きを描きたい!”
 私が、漫画の一コマに希望と平和の願いを込めるようになったのは、この時からだ。
●心の支えがある。池田先生から頂いた指針だ。
 「広布流布の英雄たる 君に御聖訓を贈る
 『浅きを去って深きに就(つ)くは丈夫の心なり』
 勝利と栄光を 祈りつつ」
●「読者の心に残るような、深い漫画を描くんだよ」って、先生から言われている気がした。
 漫画家として、今はまだ、日の当たる場所じゃないかもしれない。それでも私は、人間の持つ可能性や強さを描きたい。「どうせ無理だ」と諦めて、どうして読者を励ませるだろう。だから、私は信じ続ける。自分の持つ可能性を。
 売れる売れないを気にする「浅き」境涯でなく、一人の読者に希望を届ける「深き」志の漫画家でありたい。


【スタートライン 全盲のチャレンジャー 立木早絵さん 自分を愛してそして感謝の心で】
●“こんなチャレンジは前例がない”なんて言われると、ワクワクする気持ちの方が強くなっちゃうんですよね。
●学生時代は部活、「24時間テレビ」と、スポーツに一生懸命でしたが、勉強も頑張ってきました。なのに大学受験では普段の力が出せずに、不合格になってしまって。めずらしく凹(へこ)みました。
●昨年、大学受験に失敗した後、一つの歌を作詞・作曲した早絵ちゃん。そこには等身大の思いがちりばめられている。
♪自分を愛して 自分を見つめて 自分に嘘はつかないで そうして初めて人を愛せる 未来はそんな僕らを 待っているから
 (「自分を愛して」より)
●私が苦手なのは人と自分を比べること。人に左右されるのって、つらいじゃないですか。
 時には、自分に素直になれなくて、自分のことが一番分からなくなって、苦しい時もあります。でもやっぱり、自分を見つめて、大切にしていきたい。そうすることで人にも優しくなれると思うんです。