大いに動き、語り、学ぶ秋としたい

2012年9月16日(日)更新:3
【名字の言】
 連日の熱帯夜から一時、解放された過日の朝。家の玄関を出ると、久しぶりに気持ちのいい風にあたることができた。人と会ったり、研さんしたりするのに適した季節を迎える
 頭も体も“動かす”ことが、人にとって大切なこと、と話すのは歌手のアグネス・チャンさん。頭をフル回転させると、いろいろなホルモンが分泌されて、体のあちこちが活性化して若々しくなる、とも(本紙12日付)
 ホルモンの役割は、先日、池田SGI会長に名誉博士号を贈ったカナダ・ゲルフ大学のサマーリー学長の研究でも知ることができる。「オキシトシン」というホルモンだ。オキシトシンは他者への信頼感を増し、人間の行動や精神に、より前向きな影響を与えるとされ、他者と積極的に関わっている人は、このホルモンの分泌が多いという
 広宣流布を推進する学会活動は、まさに、人と人を結び、信頼関係を深める運動でもある。学会活動を実践する多くの人が、元気で朗らかなのも納得できよう
 闘病中の方は健康回復を第一にしなければいけないが、大いに動き、語り、学ぶ秋としたい。多忙な日々であっても、工夫と努力で、本も読めるし、御書も学べる。時間をつくり、友人と語らい、同志の激励に歩こう。
   (聖教新聞 2012-09-16)